生き残る
今日、グレゴリオ暦の新年が明けて初の暦のワークショップを行ないました。
明日は、FM岡崎に出演。明後日からは、10日間のうち7日間がイベントかワークショップになっています。
そして2月は1ヶ月間、「六ヶ所村ラプソディー」と「ホピの予言 2004年版」という2本の映画を持って九州、沖縄を回ってきます。何かを仕掛ける、その密度と頻度がどんどん濃くなっているし、自然と濃くしている自分に気づきます。
諸々の企画やスケジューリング、方々との打ち合わせ、情報収集や情報整理を続けていく中で、「一体自分は、何の為にこれをやっているんだ?」という問いかけの声がどんどん大きくなっています。
そして、その答はどんどんシンプルになりつつあります。
その答は、生き残るためです。愛する家族と、兄弟と、パートナーと、大切な仲間と、生き残っていくためです。
そう思えたとき、頭の中がクリアになっていくのを感じました。
色々な人が、同じメッセージを届けてくれているのを感じます。これからの時代、「生きる」という意志を持っているか、いないか、生きるという思いを行動に移していけるか否かで、将来がはっきりと決まって来るのでしょう。
「死はいつでも自分のとなりにいる」というリアリティをどこまで持てるのか、そのリアリティをきちんと育てていきたいと思っています。
10年後は人類は存在していないかもしれない。
5年後に日本は壊滅しているかもしれない。
もっと言うと、僕は明日死ぬかもしれない。
それは、脅しでも恐怖でもなく、ひとつの事実です。
それらの可能性は十分にありうるということです。
そういった現実を受け入れた上で、どう生きるかを考えたいのです。
この後も続くとは限らないこの生をどのようにして全うするか。
どのようにして、今を生ききるか。どのようにして生を表現するか。
生きているという奇跡を全うするか。
そのような、生への集中度を上げていきたいと思っています。
今ここに生きている奇跡、幸せを表現していきたい。
そして、愛する者達ととことん愛し合い、この生を喜びとともに生き抜いていきたい。
グレゴリオ暦的、新年の抱負ですね。
さて。
明後日、名古屋の仲間たちとイベントを行います。
核をテーマにした、トークとライブのイベントです。
タイトルは「すとっぷ六ヶ所」とありますが、このイベントのコンセプトも、単に六ヶ所村の再処理工場を止めることにあるわけではありません。
僕個人の想いも含めて語るなら、世界中のすべての地域の核による被害を完全になくすことにあります。
核の脅威から、すべての人々が解放されること、すべての尊い命と共に、生き残っていくことが目的です。
そのための歩みの中の、一歩としたいということです。この道は、そこにつながっています。辿り着くという前提の上での一歩です。
ポリネシア、マーシャル諸島、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカのナバホネイション、ネバダ州、カナダのシダーレイク、シベリアのセミパラチンスク、イラク、インド、、、、、挙げたらキリがありませんが、
世界中の先住民達が、原子力発電や核兵器開発のためのウラン採掘、大気圏核実験、劣化ウラン兵器の使用により、被ばくという名の差別を受け続けています。
イベントの中の僕のトークのパートでは、
世界を取り巻く被ばくのらせんを、ひとつひとつ示していきます。
私たちの家庭につながる電気がどこから来ているのか、その電気を作った時に生まれる廃棄物は、どこに流れていっているのか。
世界の中の日本、その日本の中のひとつひとつの生活を見つめていきます。
そして、ウラニウム以外の地下資源においても、先住民差別という問題は世界中に蔓延しています。
今回はその中でも、アジアの中の東ティモールにおける石油を巡る軍事侵攻と内戦の状況、この国の情勢に日本政府がどのようなかたちで関わっているのかを紐解いてもらいます。
世界を巡る先住民のつながり、
核の乱用や資源の略奪によって分断されたそのつながり、
そしてそれらの土地土地に今も残るネイティブとしての生き方や文化、教え、芸術、
それらを受け取った僕たちが、自分たちの言葉や音楽、芸術を通してメッセージを伝えていきます。
日本という島国に暮らすひとりの海洋民族として、
環太平洋の仲間たちと血を分けたモンゴロイドとして、
自分なりの生き方を続けていく、そのためのひとつの表現の場です。
すとっぷ!六ヶ所 LIVE&TALK [PLUTY vol.2]
☆
青森県の六ヶ所村に、全国で使った核燃料から
プルトニウムを取り出す工場があります。
日本は既に43tのプルトニウムを保有していますが
それを使うメドが立たないのに、これ以上必要なのでしょうか
。
プルトニウムの半減期は2万4千年。
通常の原発1基から出る放射能約1年分を
1日で、海と大気に排出している再処理工場。
「2007年夏の本格稼動前にこれを止める。
事故が起きる前に。」
それを願う全ての想いが繋がれば、ストップできる工場なので
す。
(半減期:最初にあった放射能の量が半分になるまでの時間)
☆
2007年1月12日金曜
開場・・・17:30
開演・・・18:00〜20:30
場所・・・YWCA会館 2F ビッグスペース
(名古屋市中区新栄町2-3 tel 052-961-7707)
http://www.nagoya-ywca.or.jp/
料金・・・当日2000円(予約1700円)
ご予約はタカorミカまでメール下さい 。
(迷惑メールとの混同を避けるため、
件名を「プルーティ予約」にして下さい)
タカ・・・takafumitomita1320@yahoo.co.jp
ミカ・・・paivaa_olen_mika@yahoo.co.jp
ライブ&トーク出演メンバー・・・
●黒木 理恵(ボロン)
●加藤 高宏(ボロン)
ボロン
http://www.k5.dion.ne.jp/~bhrum/
黒木・加藤両氏によるボーカル&ギターユニット。
シンプルな構成から紡ぎ出されるのは自由で清らかな
天上メッセージ。神社仏閣や聖地での奉納演奏も。
●小向 定
http://www.sadam.jp/index.html
東ティモールの音楽に出会い、その美しいメロディーを
日本に伝えるべくアルバム制作・ライブ活動を続ける。
小中高校での音楽課外授業なども行う。
●広田 奈津子(環音、ブログミーツカンパニー)
http://www.pc-lifeboat.com/waon/
東ティモールでの音楽交流をきっかけに、石油を巡る
戦争・破壊を繰り返さないライフスタイルの提案等を展開。
消費者から商品のエコ化案を集め、企業へ提案するサイト
[ブログミーツカンパニー]を立ち上げる。
●冨田 貴史
http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/
非核や平和、環境やエネルギーなどをテーマにした
イベント企画・運営・舞台監督を行うかたわら、
映像制作や執筆活動も。
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