263【語らいというヴィジョンクエスト】
「過疎のなにが悪いんだ」
六ヶ所村通信番外編の映像の中で、岩手県広田湾の漁師さんの語った言葉だ。
経済発展、地域振興という名目で、海岸を埋め立て工場を誘致し、環境を破壊していく。
森はやられ、川は汚れ、海辺には魚もよりつかなくなる。
すべての海岸が汚染され尽くされた時、
開発を拒んで自然を守り続けてきたという事実が誇りに変わる。
過疎や貧しさというマイナスのレッテルが、プラスに転換されていく。
薄まるから問題ないと放射性物質を海中に捨て続けている青森県六ヶ所村の再処理工場。
どんなに薄まろうと、放射性物質が生物の組織を破壊する能力を持つ事に変わりはない。
それら放射性物質のいくつかは、何百年、何千年もの間、その放射能毒性を失うことなく環境中を巡り続ける。
海岸を埋め立てての工場建設、空港建設。
その場しのぎの公共事業投入。
そしてアメリカ合衆国最大の公共事業は防衛。
基地を作り、武器を作り、戦争をつくり、戦争に必要なあらゆる産業が、戦争によって潤っていく。
爆縮レンズを納品する、眼鏡のHOYA。
イラクで最も使われているパソコンは、パナソニック製のタフブック。
ヘリコプターや戦闘機のヘッドホンは、BOSE製が主流。
それ以外にも、軍隊を外国に派遣すれば、宿舎の建設やら衣類の調達やら、食事やら何やら、あらゆる産業がうるおっていく。
そうやってお金を回しているのがアメリカ合衆国という国であり、そこに付き従っている最大手の下請けが日本。
国家の自由裁量予算のうち50%強が防衛費という凄まじい国の国債を、最も買っているのが日本。
そんなアメリカ合衆国最大の原子力メーカー、ウェスティングハウスを、日本の東芝が買収した。
新しく誕生した、化け物のような巨大原子力開発企業が、これから中国を中心としたアジア諸国に、
どんどん原子炉を作っていく。
集団自殺のシナリオは続いていく。
そしてそれを黙って見ている民衆。
私には関係ない、と日々に埋没していく。
どんな世界を望むのかを考える暇があったら、何を食べようか、どこで遊ぼうかを考えたほうがましだ。
テレビでも見ながら、現実逃避したいよ。
酒でも飲んでストレス解消しなけりゃ、世界のことなんて考える余裕ない。
世界を救う前に、オレを救ってくれ。
そんな声がそこかしこから聴こえてくる。
色々な声が、これからも聴こえてくるだろう。
しかし、まどわされてはいけない。
どんな声を聴くかは、私たちのチューニングの合わせ方次第だ。
どんな声を聞きたい?
勇気づける声、ダメにする声、落ち込ませる声、奮い立たせる声、癒してくれる声。
外からの声、内側からの声。心の声、魂の声。
そして自分の意志、意図、望み、祈りが、自分の周波数を決める。
発する言葉が、選択が、行動が、チューナーの役目を果たす。
ポジティブな選択の積み重ねが、ポジティブな周波数にチューニングを合わせてくれる。
ポジティブな人は、ポジティブな選択を重ねている人。
意識的に選択をしている人。
無意識になってはいけない。
流されてはいけない。
巨大な無関心、無意識の塊が世界の流れを支えている。
一方で、「意識的に」世界を破壊している人の数なんて一握りだろう。
いや、本当にそんな輩がいるのかすら、不明だ。
心から幸せそうに、自分の魂の役割と思って、喜びと共に人を騙したり環境を破壊している人なんているんだろうか。
少なくとも僕は、今までの人生の中で大企業やマスメディアや役所や議会に属している人からフリーター、アーティスト、様々な人と出会ってきたけど、そんな人と出会った事はない。
喜びと共に人がいやがることをしている人なんて、いないんじゃないかな。
ってことは、社会の流れがどうであろうと、自分にすべきことは、無意識、無自覚、無関心をやめ、
自分にとっての喜び、自分達(家族、地域、世界、宇宙、など)にとっての喜び、幸せ、調和ってものを
描くことだと思うんだけどな。
そしてそれについて語らったりしていくそのコミュニケーションが、
すでにそれらの思い描いたヴィジョンを具体化していく道そのものじゃないかと思う。
だから、今の自分に描く資格なんてないとか思わずに、大いに理想を語ればいいと思う。
正しい正しくないなんてない、答なんてない。
答えがあったら、今ごろ諸問題は解決してるさ。
あなたのヴィジョンを、世界が求めている。
大いに語ろう。
ありありと、究極で最上のヴィジョンを創造していこう。
早いものでもう来週だけど、
日本の75%の米軍施設を抱える沖縄で、平和の思いを分かち合う集いを開きます。
六ヶ所村で起こっていること、沖縄の米軍基地で起こっていること、諫早湾の埋め立て、
旅先で知る現実のすべてがつながっていることを、確信していく日々です。
そしてすべての出来事がつながっているのなら、
私たちの祈りは、土地を越え、立場を越え、聞く意志のある人達のハートに必ず届くと信じます。
以下、集いの詳細です。
※※転送歓迎※※
2007.12.14(fri)−16(sun)
核のない未来、基地のない未来
Sharing the wish for peace 〜3days〜
どこまでも広がる青い空。北の海から吹きつけるヤマセにゆれる緑の草々。
本州最北の地である下北半島の付け根、自然豊かな六ヶ所村。
この村に、全国の55基の原発から出てくる使用済み核燃料から
プルトニウムを取り出す工場が建設されました。
豊かで便利と言われる生活の影で生み出され続ける放射性物質を、
人知れず受け入れようとしている六ヶ所村。
そして、日本全国の75%の米軍施設を受け入れている沖縄。
今まさに新たな基地が建設されようとしている辺野古、東村高江。
遠く離れたふたつの地域をつなぐものは、いのちをはぐくむ海や森、自然を守りたいという思い、
生まれ来るこども達が安心して暮らせる地球を残したいと願うこころ。
いのちを思う祈りの声、平和への思いを分かち合う3日間です。
12/14(fri)
「六ヶ所村ラプソディー」上映会+合意してない自由!開放!大学2007
会場:
琉球大学
〒903−0213 沖縄県中頭郡西原町字千原1
http://www.u-ryukyu.ac.jp/
公開授業「映画上映会というアクティヴィズム」
12:50−14:20(3限)
法文学部新棟213教室にて
映画「六ヶ所村ラプソディー」上映会
18:30−
法文学部新棟114教室にて
◎映画の上映権料を支払う都合上、参加者一人あたり800円のカンパをお願いします。
会場へのアクセス|97番(琉大線)「琉大東口」下車。
主催・お問い合わせ|合意してないプロジェクト http://disagree.okinawaforum.org/
12/15(sat)
「六ヶ所村ラプソディー」上映会+DinkaDunkライブ
会場:
ゲストハウス柏屋
〒900−0014 沖縄県那覇市松尾2−11−22
tel.098−869−8833
http://www.88smile.com/kasiwaya/
18:00開場/19:00開演
映画「六ヶ所村ラプソディー」上映後+Dinka Dunkライブ
料金|1,800円(お茶、お茶菓子、資料つき)
会場へのアクセス|那覇・国際通りから徒歩約3分
ご予約・お問い合わせ|ゲストハウス柏屋まで
12/16(sun)
「核のない未来 基地のない未来のために」
会場:
名護市大西公民館
〒905−0018 沖縄県名護市大西3丁目8−12 tel.0980−52−4630
第一部「核のない未来のために」
13:30開場/14:30開演
映画「六ヶ所村通信」上映
+トーク「核のない未来のために〜ロッカショからのメッセージ〜」(冨田貴史、西脇尚人)
+ボロンライブ
第二部「基地のない未来のために」
17:30開場/18:30開演
映画「やんばるからのメッセージ〜沖縄県東村高江の記録〜」上映
+トーク「基地のない未来のために〜辺野古、高江からのメッセージ〜」(阿部小涼、ほか※)
+hanautaライブ
参加費|第一部もしくは第二部のみ1,200円 通し2,000円 小学生以下無料
◎カレー、おにぎりなどの軽食あります(料金別途)。
会場へのアクセス|名護市漁港より車で約10分、大西トンネルより50m〜100m(「大西コミュニティ共同施設」という看板あり)
主催・お問い合わせ|冨田貴史 tel/080-6947-2491 e-mail/walk-in-beauty@ezweb.ne.jp
※第二部のトークゲストは、辺野古、高江での米軍基地建設の当日の状況次第で変わります。ご了承ください。
【映画と参加者の紹介】
映画『六ヶ所村ラプソディー』
2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを
取り出す再処理工場が完成した。村はすでに再処理を受け入れ、
経済的にも雇用面でも必要だという考えが行き渡り、工場に依存しない
生き方を目指す人は少数だ。その営みと、それぞれの選択を見つめてゆく。
(2006年、1時間59分、鎌仲ひとみ監督、グループ現代、支援:文化庁)
西脇尚人(ニシワキナオト)
沖縄県在住。ライター。
インターネット新聞JanJanに米軍基地関連の記事を中心に週1ペースで
記事を掲載中。ecology&culture NGOナマケモノ倶楽部などの
社会運動に参加。沖縄自立のためのオルタナティブな社会運動が
ライフワーク。目下の最大関心事は、沖縄版独立系メディアの創出。
阿部小涼(アベコスズ)
琉球大学法文学部准教授。専門はカリブ海と米国の地域研究。
カルチャーから抵抗の可能性を考えています。
でも、ただ考えるだけではつまらないので
「合意してないプロジェクト」でいろいろ試しているところ。
http://disagree.okinawaforum.org/
ボロン
2002年秋、結成。各地のライブスペース・カフェまた
神社仏閣や聖地での奉納演奏など様々な活動を展開。
うた、ギターを中心としたシンプルな構成の中に、自由で
清らかな世界が紡ぎ出され、聴く人に光の世界を見せてくれる。
http://www.k5.dion.ne.jp/~bhrum/
hanauta
こやまよしこ(Vo&三線)、Dinka Dunk在籍のmasaha(ギター)
による音楽ユニット。さらさら、きらきら、ゆらゆら、ふわふわ、ほかほか。
しずかにしみいる、やわらかであたたかな光。hanautaは、全国各地で
とろけるようなライブを展開中。そのゆったりと深〜い心地よさに、
赤ちゃんや動物までリラックスしてしまうそうな。
Dinka Dunk
沖縄で出会った3人が1995年に結成。アフリカ、アジアなどの
民族楽器を中心に、伝統や形式にとらわれない、独特なグルーブを
つくりだす。やさしくあたたかい、南の島のアンサンブル。
近藤ヒロミ(カリンバ&ムビラ)masaha(ギター&パーカッション)
とーし(ディジュリドゥ&インディアンフルート)
冨田貴史(トミタタカフミ)
名古屋在住。原発や再処理工場に実情を訪ね歩きながら
「エネルギー」「平和」「核」をテーマにした勉強会やワークショップ、
上映会などを全国各地で開いている。元音楽マネージャー〜専門学校講師。
思考停止に陥らせるメディアでなく、思考と自立を促すメディアを。
http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/


最近のコメント