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2008年11月の4件の記事

2008年11月25日 (火)

12月12日 第二回祝島茶会

和歌山でイベントを行います。

2回目の祝島茶会です。

前回の様子


12月12日(金)
第二回祝島茶会

人々が昔ながらの自給自足で豊かに暮らす山口県、祝島。
その島の人9割が反対する原子力発電所の建設のため、瀬戸内海、最後の聖域と呼ばれる海が、今、埋め立てられようとしています。

その海はスナメリを始め様々な動植物が暮らす豊かな海。

島の人達は、子供や孫に美しい海を残すために、勝手に海をお金に代えれないと言います。
祝島の人達が守ろうとしているもの。
それは、私達、人間が共通して守り、大切にしていかなければならない大切な未来だと感じます。

これからの私達、そして子供達が生きる大切な未来を一緒に見つめて行きませんか?

今回もナビゲーターに冨田貴史さんをお迎えし、祝島の現状を映像などを使いながら、伝えてもらいます。
祝島特産の海産物を使った美味しいご飯をご用意し、お待ちしています☆


18:00~“祝島ごはん”スタート
19:00~ 茶会スタート

☆ワークショップ代(祝島特産びわ茶付き) ¥1000

☆祝島ごはん(特産物などを使った美味しいごはん)¥800 ※事前にご予約下さい♪


☆冨田貴史
京都在住。「エネルギー」「平和」「環境」「時間」というテーマを通して生き方を問いながら、各地でワークショップを開催。「六ヶ所ラプソディー」などの上映会も全国で開催。自然のリズムと調和したライフスタイルを提案している。

☆カンタ・デル・ソル(太陽の歌)和歌山市毛見浜端996ー2(浜の宮海水浴場前)
TEL 073ー444ー2239
営/11:00~日没まで(ランチは11:30~)
休/水曜日
P/あり

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2008年11月22日 (土)

冬のスケジュール

11月の予定をパッと書きます。

かなりダイジェストです。


11月

22日 名古屋
【鎌仲ひとみさんとトーク】
吹上ホール
13:30~


24日 三軒茶屋
【暦の話とお金の話】
オハナカフェ
(多分)14:00~


25日 新宿
【NO NUKES ONE LOVE ~いのちの道の上~】
NAKED LOFT
19:30~


26日 船橋
【六ヶ所村ラプソディー上映会】
船橋市勤労市民センター
13:00~


27日 埼玉
【暦のワークショップ】
指扇の個人宅
10:00~14:00頃


28日 仙台
【木下デヴィッドさんとトーク】
パタゴニア
20:30~22:00


29日 仙台
【暦や体や心について語る茶話会というかワークショップ】
ラスチセ
13:30~16:00


30日 上野
【NO NUKES MORE HEARTS ~秋の大収穫祭~】
上野公園


30日 阿佐ヶ谷
【六ヶ所村ラプソディー上映会で上映終了後のお話会&茶話会】
阿佐ヶ谷地域区民センター
18:00~19:30
トーク「つながる命のための非核」
19:30~21:00
「私にできること」茶話会


以下、12月以降の予定について、ラフに挙げます。

12月

3日 京都
【人権と原発についての話】
京都花園大学

※同大学の人権週間の一環でトーク(講演会)をします。
 表題通り、のテーマに絞って話します。詳しいレジュメはこれから作ります。


7日 大津
【褌を縫う、マクロビオティックのランチを食べる、暦を学ぶ、マクロビのおやつを食べる、足袋を縫うワークショップ】
午前中~夕方

※褌はやはり麻っしょ!ということで今日、タメルの美佳さんから生地を譲っていただきました。
 股間と足元、そして食と時間感覚、を見つめ直す1日です。詳しい情報もらっているので、
 機会を改めて掲載します。


10日 春日井
【暦と陰陽五行】
十字の漢方
10:00~14:00

※十字の漢方代表の宮崎晃太郎君とのコラボ。大好評のセミナー4回目です。
 ランチは、天才シェフまっきーによる直感健康ランチ。
 要予約です。TEL(0568)31-2025 


11日 奈良
【六ヶ所村ラプソディー上映会】
※本当に開催するかは、未定。


12日 和歌山
【祝島茶会】
カンタデルソル
19:00~

※2回目です。祝島特産品を使った夕食の予定。絶品です。
 いつか和歌浦からヨットで祝島まで行きたいです。


13日 吹田
【暦のワークショップ】
モモの家
13:30~16:00
陰陽説と暦の話
19:00~21:00
マヤの叡智と13の月の暦

※夕ご飯予約できます。


14日 川西市
【六ヶ所村ラプソディー上映会】

※開催は決まりましたが詳細未定です。


15日 奈良
【六ヶ所村ラプソディー上映会】

※本当に開催するか、未定です。


15日 京都
【祝島通信上映会】
エイコンズビレッジ
19:00~

※三条ラジオカフェ「ストップ六ケ所再処理」のパーソナリティ高野君主催。
 長島の自然の写真展期間の一環です。きれいな写真、ぜひ見に来てください。


16日 南方
【祝島茶会】
風人の家
19:00~

※ハッピー六ケ所関西主催(たぶん)です。今日きまりました。


17日 宇部
【六ケ所村通信上映とトーク】
宇部ときわ湖畔ユースホステル
14:00~16:00


17日 山陽小野田
【祝島通信上映とトークライブ】
竜王山オートキャンプ場
19:00~21:00

※ダブルヘッダーです。よかったらぜひ両方どうぞ。
 山陽小野田のキャンプ場からの夕日はすばらしく絶景です。
  

20日 山口市
【祝島茶会という感じの集まり】
岡村邸はりはり
おそらく夕方から

※SKATYのライブあり。ダイドック原康司君にも来てもらいます。
 原君には、シーカヤック瀬戸内横断隊の報告やWATERMEN FOR PEACEの報告をしてもらいたいです。
 そして、未来について皆で話し合いましょう。


21日 光市
【キャンドルトーク・ライブ的な集まり】
コパカ
1日中

※詳細を練っている中です。


22日 光市
【暦のワークショップ】
未定

※調整中のようです。


とりあえずグレゴリオ暦年内の、イベント・ワークショップ的スケジュールは以上です。


1月もついでに書いちゃいましょう。。


1月12日 吹田
【モモの家ってなんだろう?】
モモの家

※タイトルも仮ですが、僕のファシリテートで、モモマネーの足取りや、モモの家の足取りを、
 1日かけて振り返ります。参加者みんなの声で作るイベントです。
 モモの家の歴史、そして今のモモの家像を見つめ直し、これからの歩みをイメージする会です。

13日 名古屋
【暦のワークショップ】
I-CAFE
14:00~17:00

※この日はお店は閉店しているので、注文はドリンクのみでお願いします。


16日 青森
【ワークショップ】

※調整中です。さわぽーちゃんが企画してくれています。


17日 八戸
【ワークショップ】

※同上です。その後、六ヶ所村など、県内を動く予定。そのまま北海道へ。


26日~2月2日 北海道内各所
【上映やトークやワークショップ】

※あーす☆ガイドのらんぼう君などによるプロデュースです。
 

2月3日~8日 岩手

※企画中ではありますが、6ラプサミットという催しがあるので、参加します。


2月12日 垂井
【暦のワークショップ】
和みカフェうららか
19:00~21:00


13日 春日井
【暦のワークショップ】
勝川駅北口出てすぐの、ローソンのあるマンションの2階のコミュニティルーム
11:00~15:00(ランチ付き)

※クリスタルボウル奏者のまなさん主催です。


14日~15日 長野県上田
【お話会】

※詳細未定です。


2月22日 佐世保
【物々交換市とお金のワークショップ】
佐世保のどこか

※アヒンサーのMAIちゃん達主催です。
 物々交換市やりた~い!という提案に応じてくれました。
 アースディ佐世保につながる交流会です。


23日~27日 宮崎
【ワークショップたち】

※綾で地域通貨の話を軸とするお話会が企画されています。
 また、同じく綾で、お金、時間、エネルギーをテーマにしたワークショップを盛り込んだ合宿を行う予定です。
 宮崎市内でも1日、ワークショップをやることになるかもしれません。


28日 八女
【褌と暦ワークショップ】
八女市内、増田さんの個人宅兼フリースペース

※午後に褌を縫うワーク。夜に13の月の暦のワーク。夕ご飯は持ち寄りです。


3月

1日 福岡市
【暦のワークショップ】

※午後です。詳細未定。
 近い日程で、市民バンク「もやいバンク」の立ち上げとつながるお金の勉強会も行います。


1日 北九州
【FMキタキュー生放送「ガイアの風」出演】

※2回目の登場です。


2日 佐世保
【暦と陰陽五行】

※2007年春から続けている佐世保での暦ワーク。
 今回は、陰陽五行と暦、について話します。


3日~7日 九州各所
【ワークショップなど】

※調整中です。合宿もあるかも。


8日 山口市
【褌と暦ワークショップ】
わっか屋

※縫いつつ語りつつ。ライブもあるかもです。


とりあえず、そんなところです。

ふう。

新しい場所、何度も通っている場所。

地域通貨、市民バンク、アースディの立ち上げ、、それぞれ、新しい刺激が待っています。

語らい、情報交換、議論、創造、打ち合わせ、、、

一人一人からもたらされているギフトにみあったものを交換出来ているんだろうか、といつも思います。

成長したいし、その成長を、還元していきたいです。

旅が続くと、なかなか自分の内面に深くアクセスする時間が取れにくかったりするし、
断食もしずらいし、図書館に行ったり、誰かがやっているセミナーに参加したり、
プライベートな旅をしたり、したいことはありますが、こうやって各地で交流する機会を頂いていることは
とてもありがたいことだし、今はそういう時期なんだろうと思っています。
今しかできないことって、あるでしょう。

家をあけがちなので、家族にはさびしい思いをさせてしまうこともあり、申し訳ないと思っています。
家族もつれての旅も増やしていきたいところです。

さて。
昨日初めて聞いた話を、今日、目の前の人が語っている、
昨日気づいたことを、目の前の人が語っている、
というとき、時代がシンクロしながら変化していることを実感します。

テレパシーだね。
すげー時代が来たな~と、うれしくなります。

そして、次の場所で「すげー時代が来たね」と語ると、「わかるわかる」と言ってくれる人がいます。

楽しいよ。

今自分が言ってほしいことを、目の前の人が言ってくれたりします。

ほんとありがたい。

旅先で聞くそれぞれの(人生の旅、意識の旅などの)旅の報告が、
ほんとタイムリーで、ありがたいメッセージになってて、
助けられてるなと思う。

感謝と賞賛、どれだけしても足りないと思う。


自分自身の意識の変化が、目の前にいる仲間との付き合い方にダイレクトに変化を起こす。

世界の見え方が、ガラッと変わったりする。


だから、、、これから先の世界がどうなるかなんて、分かるはずない。

今この瞬間は、完全にニューだし、今の僕は、完全な最新ニューバージョンの僕。

今目の前にいる人は、完全にニューな存在。

目の前の出来事は、完全にニューな出来事。

対応策は、過去にとらわれずに、今ここで感じることを大事に決めた方がいい。

アンテナを伸ばして、五感を開いて。

綺麗な宇宙の楽曲を聞くために、クリアな意識でいたい。

なるべくイライラせずにいたい。

感謝しつつ、他者を讃えつつ、いたい。

今ここで鳴っている、リアルタイムの世界の奏でる楽曲を聞いていたい。


今日も、久々に鎌仲さんに会って、彼女がリアルタイムで考えていることを聞いたら、
涙が出そうになった。

今日のトークのテーマは、私たちが変わる、ということにしようということになった。

持続可能な社会をつくるためには、まず自分自身の意識を変えること、考え方を変えることが大事、ということ。

自然エネルギーがどうとか、原発がどうとか、今の行政がどうとか、ではなく、
あたらしい技術で解決するでもなく、まず自分自身にシフトを起こすこと。

それが大事、と、改めて強く実感していた今日この頃だっただけに、
なんだかわからないけど、とてもとても感動した。

共感できるって、幸せなことだな~。

今日は、参加者ひとりひとりの言葉に、今まで以上に共感共鳴出来ました。

これも時代の変化なのかな。みんなもそうなのかな。

明日も確認してみよう。

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2008年11月19日 (水)

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僕たちは、もっともっと謙虚になったほうがいい。

無知である、ということを、知った方がいい。

と、日々そう思う。

色々分かってたら、今頃、いろいろ解決している。

分かってないんだ、僕たちは。

無知なんだ。


「まずは知ることから」という言葉がある。

でも、知ってから動く、というのは、違うなと思う。

それじゃ、いつまでたっても動けんぜ。

動くから分かることがある。

動くといろいろ分かってきて、そして、もっと動くと、自分は何も分かっていない、ということが分かってくる。


分からない人が分かっている(ふりをしている)人よりも劣っている、という競争社会の原理。

そのゲームから抜けることの大切さを実感する。

いかに、知った気になった大人が多いかと、思う。

分からないことがあっても、「分からない」と言えない社会。

言ったら責められる社会。見下される社会。

競争の原理。

優劣という物差しをつかった、差別社会。

善悪という物差しをつかった、差別社会。

優劣も、善悪も、似たようなもんだ。

どっちもリアルじゃない。

善なんてないし、悪なんてない。

他者を測る物差しは、結局自分をジャッジすることに跳ね返ってくる。

自分で自分を許せなくなる。

自分を許せなければ、他者を許せるはずもない。

むかしむかし、原発を安全に動かす方法を開発出来ると、本気で思い込んでいた人たちがいたらしい。

その気持ちは、分からなくもない。

そして、今、彼らは「それは無理」ということに気づいてしまった。

多くの人たちが、「原発を安全に動かすことは、やっぱり無理だった」と、心の中では認めつつある。

認めたいけど、認めたら、責められる。

その気持ち、わかるぜ。

誰だって、責められたくない。

責任をとれ!と言われたって、どうやって責任をとったらいいかすら、分からないだろう。

「できませんでした。ごめんなさい。」と謝られて、果たしてどれだけの人が、そのことを許すことが出来るだろう。

許す器が、聞く側になければ、話す側はなかなか心を開かないだろうね。

誰だってそうだろう。

勇気がいるとしたら、それは「出来なかった」と打ち明ける者たちを受け入れる側の勇気だ。

もちろん話す側にも勇気はいるだろうし「出来ない」と話してほしいよ。

だけど、僕は僕の立場として、
「今までの計画は、やめたいんです。しかも、どうしたらいいかも分からないんです。」
と言われても、それを受け入れて許す準備をしておきたい。

許しつつ、その勇気を讃えたい。

そして、「よっしゃ、よく言った!じゃあ、これからどうしていくか、考えようぜ!」と言いたい。

解決したいしね。早く。僕たちの人生は、これから先長い。

解決するには、許すしかない。

責めてる暇なんかないんじゃないか?とも思うのだ。

それよりも何よりも、一緒に解決策を考えて、実行していきたいよ。

とりあえず放射能の被害を、食い止めて、海を、山を、森を、川を、子どもたちを、おじいさんおばあさんを、

イノシシやオオカミや、カンムリウミスズメや、スナメリや、ジュゴンや、ジャングルや、アメリカインディアンや、

差別を受けている人たちや、差別をしている人たちや、攻撃を受けている人たちや、

攻撃をすることをやめられない人たちや、やりたくないことを我慢してやっている人たちが、

救われ、癒され、自然のバランスが、命のバランスが、取り戻されていくための協働作業を進めたいぜよ。


行政にいる人も、電力会社にいる人も、マスメディアにいる人も、ひとりひとりすごく有能だと、

お世辞抜きに、そう感じることが多い。

すげー、と思う。

でも、その才能を、システムが潰そうとしているようにも、感じることが多い。

もったいない。

資源の無駄遣い。


ひどいことをした人たちを、死刑にしろという人たちがいる。

憎悪と怒りで、叩きのめそうとするバイブレーションがうごめいている。

自分自身の不健康さ、ストレス、ジレンマ、無力感、様々なマイナスの想念を、

悪というレッテルを貼った何か(犯罪者、政治家、企業、国家など)に、ぶつけていく。


自分自身へのマイナスなバイブレーションが映し鏡のように投影されて、他者を非難する。攻撃する。


一方で、犯罪を犯した人達は、心に問題を抱えた人だからということで、

罰するよりもむしろ、ヒーリングも含めた治療が必要と唱える人たちもいる。

今の状況を生み出した原因は、自分にあるとみなし、自己変革を促していく。


僕は、後者のあり方に賛同する。


分からないと言えない社会を、僕は好まない。

分からないと言える世の中を望むし、そのような世界を生きたいし、そのような生き方を日々体現したいと思う。

出来ないことを、出来ないと言って許される世の中を望むし、そのような生き方を日々体現したいと思う。

どうせ誰もどうしたらいいか分からないんだから、もっとオープンに話し合えるような世の中を望む。

問題点を洗い出して、みなで解決に向かっていくプロセスを望む。

リーダーもいらないし、カリスマもいらない。

救世主もいらない。

ただ、それぞれの声を、否定せず非難せず、攻撃せずに、聞きあえる世の中を望む。

原発はいらない。

だけど、原発を推進してきた人達ひとりひとりは、いらなくない尊い存在だ。

戦争はいらない。

だけど、前線に立ってきた人達ひとりひとりは、いらなくない尊い命だ。


そこを間違えたら、共存は難しい。

僕は、世界を変えたいなんて、大きなことは望まない。

でも、生き延びたいとは思う。

競争はもういらない。

共存をしたい。

正義は勝つ、という世の中を、僕は望まない。

勝者も敗者も生みださない世の中を望む。

世の中とは、別に、でかい意味ではなく、自分の身の回りのコミュニケーションの事だ。

そういうコミュニケーションの輪を、自分の身の回りに作っていきたいと思うし、それを持続させたいと思う。

僕の中に競争があるなら、それをやめる。

僕の中に差別があるなら、それをやめる。

僕の中に暴力があるなら、それをやめる。

そうすることで、僕は、共存をしたい。

以上。

独り言でした。


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2008年11月 2日 (日)

公共事業の行く末

今日は長崎県の諫早に来ております。

諫早と聞くと、「干拓」という言葉を連想する人も少なくなくなくないでございましょう。


最近は、新たに新幹線を作る計画があり、この計画が現実になれば、

この諫早の集落をぶち抜いて線路が通ることになるようです。

先日は、宮崎の赤江浜というサーフスポットを訪ねました。

ここには、地元のサーファーや環境保護を訴える市民有志による反対にも関わらず、
人工リーフが設置されまくりました。
赤江浜について

行政って何だろう。

においも色もないし、形もない。


でもその力は絶大。

個人の思いや願い、祈りなんて、簡単に踏みつけて、埋め立てて、見えないものとしていく。


でも僕は思う。


諫早で、宮崎で、山口で、青森で、愛知で、沖縄で、

そういった強大な力と向き合ってきた(向き合っている)人達と交流していく中で思う。

どんな力もシステムも、個人の思いや願い、祈りを、消すことは出来ない。


それらは見えないものとされているようだが、確かにそれらは消えていないし、

むしろ、さらに強く、さらにたくましく、さらに美しくなっている。


逆境に立たされ、逆風を浴びることで、その根は深く大地とつながる。

祈りは強められ、天と深くつながる。


強く、たくましく、柔らかく、美しいものである、そもそもの僕たちは、

そのようにして自らの本質と出会いなおしている。

善も悪もない。

立場の違いこそあれ、誰もがその道の上にいる。


それぞれが自分の本性に気づいていくために必要なプロセスを選び、生きている。

すべての存在がつながるひとつの生命であり、今僕たちは、ひとつの時代を共に味わい、生きている。


私たちは何者であり、何をしていく存在なのか。

みながそれぞれ、見つけだそうとしている。

本当の公共事業とは、大地と交わり感謝を表すこと。

よくよく考えたら当り前のことを、当り前のように皆で取り掛かれる時が来ることを信じ、

ひとり分の準備を進めようと思う。

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