*ウィキペディアより http://ja.wikipedia.org/wiki/スラップ
スラップ(英: SLAPP, Strategic Lawsuit Against Public Participation)は、訴訟の形態の一つで、原告が判決そのものの勝訴ではなく被告に対するいやがらせを主な目的とした訴訟である。
前にも書きましたが、NIMBY(ニンビー)とはNot In My Back Yard(自分の裏庭にはあって欲しくない)です。
原子力、空港、火葬場、刑務所、軍時施設、障害者作業施設などがそれにあたります。
自分の近くにあることのメリットがない迷惑施設ですから、手厚い補償金がもらえることが多いです。
ですから立地の選定は、選挙と議会での決議を経た自治体からの誘致が大前提で、上関もその民主的な手続きを
経ています。もちろんひっくり返すことは可能で、選挙で反対派が過半数をとり、議会で原発誘致の撤回を決議
して中電や国に申し入れれば、実現できることです。
次の選挙を待たなくても、有権者の3分の1以上の署名を集めてリコールを請求すれば、60日以内に住民投票が行
われ、有効投票の過半数の賛成で議会の解散と町長の失職が実現します。
原発建設を中止に追い込む民主的な手続きは用意されているので、これを行使するか否かは住民の意思です。
コメント
中電のやることは、ホントに、もう…
これまでいつも、原発に賛成の人も反対の人もそう思っていたでしょうが、今回、中電が自ら泥をかぶり、敢えて「地元の人の提訴」に踏み切った事は評価されて良いのではないでしょうか。
タイミングとしてはギリギリで、原発建設工事のために準備を進めてきた地元の事業者が限界にきています。
もしも上関町民が同じ町民を提訴、などという事態になれば本当に最悪でした。
中電にとっても、立地地域での住民間の対立は何の得にもなりません。
中電への悪口なら、いくら言ってもらってもかまわない…それで気が済むのなら、短期的には自社のイメージダウンでも、長期的に見れば、その悪口が住民に向くよりは余程メリットがあるでしょう。
実際、中電も反対派も、完全に手詰まりでしたし…。
お互いに、今さら「話し合い」で態度が変わることなど有り得ないのは誰の目にも明らかで、そのような機会を持っても最早アリバイ作りにもならず、火に油を注ぐだけ…もう、何度も繰り返しています。
祝島の皆さんも、和解しようにも、きっかけがありませんでした。
「抗議行動をやめるわけにもいかない」…相当に辛い思いをされてこられたと、心中お察しいたします。
一般に損害賠償の提訴は和解交渉がセットです。
中国電力にとって4800万円はたいした額ではなく、阻止行動さえ収まれば、べらぼうな和解金の要求はないでしょう。
全ては、きっかけ作り…一般人には4800万円は大金ですし、特定の組織ではなく「祝島の島民2人とシーカヤック隊2人の計4人」というチョイスも絶妙であったと思います。
集団では、絶対に話しはまとまりません。
「ケガをすれば勝ち」と言わんばかりに危険な行動に出たり、祝島島民間の暴力事件を引き起こしたり…反対運動に利すれば何でもOKみたいな振る舞いは、祝島の皆さんも決して望んではおられなかったでしょう。
でも、自分たちの支援者に、文句らしいことは言えなかったでしょうし…。
祝島の皆さんの28年に及ぶ運動が、外部の人の独りよがりの行動で、汚点を残して終わる…これほど悲しい話しはないように思います。
原発ができてしまったら、これまでやってきたこと全てが無駄になるのでしょうか?
運動を通してアピールしてこられたメッセージは、原発があろうがなかろうが、守られるべき貴重なものではないのでしょうか…それはいずれ立場を越えて共有しあえる事と思うのですが。
投稿: tweedle | 2009年12月17日 (木) 09時04分
いま祝島の人たちや多くの支援者がこの中電の対応に怒っている。
なのにこれが評価に値するとはどういうことか?
twitter上でも、これはあきらかにスラップ訴訟だという声も多い。
*ウィキペディアより http://ja.wikipedia.org/wiki/スラップ
スラップ(英: SLAPP, Strategic Lawsuit Against Public Participation)は、訴訟の形態の一つで、原告が判決そのものの勝訴ではなく被告に対するいやがらせを主な目的とした訴訟である。
経済的に力のある団体が原告となり、対抗勢力を被告として恫喝的に行うことが多い。被告となった反対勢力は法廷準備費用・時間的拘束等の負担を強いられるため、仮に原告が敗訴しても、主目的となるいやがらせは達成されることになる。そのため、原告よりも経済的に力の劣る個人が標的にされやすい。表現の自由を揺るがす行為として欧米を中心に問題化しており、スラップを禁じる法律を制定した自治体もある。
再三、テレビ報道を通じて「理解を得るよう引き続き努力する」と中国電力の広報担当や責任者が言っていたが、具体的には一体どんな努力をしたというのか?先ずは関係者が見ていたら聞いてみたいと思うのは私だけではないだろう。少なくとも努力する姿勢を見せること無く、住民の理解を得ないまま強引に埋め立て工事を進めたことが、このような結果を招いたと祝島の人も言っているではないか。祝島の人たちをここまで怒らせた、この一連のことに対してこの訴訟が落としどころとでもいうのだろうか?
投稿: Hope | 2009年12月17日 (木) 10時55分
まだ新聞を確認してはいませんが、中電が反対派を起訴した記事が
全国紙に掲載されたのなら、
反対活動をしている方々には、今はマイナスイメージであったとしても、
全国報道されたというだけでも価値はあるのではないでしょうか。
正直言って、現地にいない状態での、
ネットや口コミからの情報だけでは、
「上関の反対運動って、本当に起こっている事なんだろうか」
と疑問に思った時もありました。
中電が損害賠償よこせなんてのも随分開き直った言い草ですが、
お金なら、募金という手があるし、
新聞に載って初めて
「本当にこういう事が起こっているんだ」と
実感した人も多いと思います。
口には出さないけど、実は反対したい人、潜在的原発反対の人はまだまだいそうだし、
わたし自身も原発についてもっと勉強しようと思います。
あ、上関原発反対の募金先を複数ではなく一本化してもらえると、理解を得やすいように思うのですが……。
複数あると、外部の人間からは、なんだか分からなくなってくるような。
投稿: akari | 2009年12月17日 (木) 14時20分
前にも意見しましたが、スラップ訴訟というのはマスコミの報道や活動家などの発言を名誉毀損で訴えることにより
それに圧力をかけようとすることであり、これは「言論」への弾圧だとして非難されています。
「言論」ではなく、「作業妨害行為」を訴えることは全く意味が違います。少し誤解なさっているようですね。
また、中電の肩を持つわけではありませんが、反対派代表の山戸さんが「工事を止めないと話し合いに一切応じない」
と相手がのめない条件を出しておきながら、その一方で「中電は住民と話し合いを持とうという気が全くない」と非難
している姿は、なんだかいやらしいです。まあ、それが駆け引きというものなんでしょう。
訴訟の件は私も予想外の急展開でした。びっくりした方も多いでしょう。
原発建設妨害で中電が提訴('09/12/16 中国新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200912160043.html
この記事の結びにある「対応は支援者と相談して決めたい」という記述が気にかかります。
以前、そらみちさまの情報提供で、
「ご自分の信念に基づいて阻止行動をされているシーカヤッカーの方たちだって、金銭の授受なんてないですよ。なのに自慢
や愚痴めいた書き込みはゼロです。彼らを突き動かしているのは何なのか、私の興味はそちらにあります。」
投稿: そらみち | 2009年11月29日 (日) 01時26分
とありました。スポンサーなしの個人でよく頑張ってるなと感心していたのですが、やっぱりどなたか支援者がいらっしゃ
ったのでしょうか? 信じたくはありませんが、彼らの背後に何らかの勢力があるとしたら、上関の問題はいっそう複雑化し、
もっとこじれていくのではないかと心配になります。
(ニュース転載 )
山口県上関町での原発建設工事を妨害され損害を受けたとして、中国電力は15 日、妨害行動で中心的な役割を果たした
同町祝島の島民2人とシーカヤック隊2人の計4人に、総額約4800万円の損害賠償を求める訴訟を山口地裁岩国支部に
起こした。上関原発計画をめぐり、中電が反対派に損害賠償を求めるのは初めてとなる。
訴えによると、4人は11月5〜11日、埋め立て予定地と近海で、業者の作業船をシーカヤックで囲んだり、作業船に乗り
込んだりしたほか、アンカーを設置するためのワイヤにつかまるなどの行為を繰り返した。中電は作業中止を余儀なくされ、
作業員の労務費や作業船の手配料などの損害が発生したとしている。
中電は「地元町民を提訴するのは本意ではない」としながらも「適正な手続きを経た工事に対し度を越えた危険な妨害行
為が繰り返され、今後も続く可能性が高い」と説明。被告とみられるシーカヤックの男性は「地域住民の理解を話し合いで
得る気がないと分かった。対応は支援者と相談して決めたい」としている。
投稿: まろ | 2009年12月18日 (金) 00時37分
日本は、「核兵器なき世界」を訴える中、なぜ原発を建設しようとしているのですか。
日本は、世界最大の核保有国となろうとしているのでしょうか?
「内閣府は9月、原子力委員会に日本が国内外で保有するプルトニウムの量を報告した。 昨年末時点で31.8トンと前年同期比0.6トン増加。 国内に6.6トン、再処理委託先の英国に11.4トン、フランスに13.8トンある。 核兵器1個を製造するのに必要なプルトニウムは約8キロ(有意量)。 約4千発に相当する。」 09年12月13日中国新聞より
平和利用だからと言っても、原発用も核兵器用も区別のない海外に渡れば兵器で使われる可能性もあるのではないでしょうか。
プルサーマルが来年から本格化する中、いまだ未完成の核燃料サイクルを先に確立すべきではないでしょうか。
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200903200153.html
目の前に原発ができるとなると、大半の方が反対するのではないでしょうか?
祝島漁民の方々が受け取りを拒否した漁業補償金をもとに、漁業補償金を受け取った地域で立地環境調査を行って決め直したらどうなのでしょう。その地域の方々は、大半が反対するのではないでしょうか。
下関から岩国と、発電所・コンビナート・~・発電所・コンビナートと
瀬戸内で豊かな魚場は、上関と大島くらいしかないのにそれさえも奪うつもりなのでしょうか。
ましてや、上関周辺は海流も速く,アジは関アジ・岬アジと同じ様に美味しく、タイにメバルと県外からも多くの人々が釣りに行かれてます。
山口県のお偉い方々は、他県のことは何も考えておられないのでしょうか。
大気汚染に水質汚染と・・・
発電所で冬を越すナルトビエイの被害も広島でも拡大しつつあります。
更に上関原発を建設し海水温を上昇させれば、広島のカキ養殖にも被害が懸念されます。
投稿: ひろ | 2009年12月18日 (金) 04時44分
>海外に渡れば兵器で使われる可能性もあるのではないでしょうか。
そのとおりです。ですから、それを防ぐために国連の核査察があります。
わが国は、NPTに加盟し、IAEAとの間に保障措置協定及び追加議定書を締結しているので、国内の原子力活動には、
完全にIAEAの保障措置が適用されています。日本は世界でも最も核査察が完全に実施されている国と言えます。
プルサーマルは、まだ使えるウラン燃料をリサイクルして準国産エネルギーにというエネルギーセキュリティが
主目的ですが、核査察で変に指摘されないように、プルトニウムをできるだけ消費して備蓄量を減らしたいという
意図もあると聞いています。
核査察(国際保障措置)の実際
http://www.atomin.go.jp/atomin/high_sch/reference/atomic/nuclear/index.html
>目の前に原発ができるとなると、大半の方が反対するのではないでしょうか?
前にも書きましたが、NIMBY(ニンビー)とはNot In My Back Yard(自分の裏庭にはあって欲しくない)です。
原子力、空港、火葬場、刑務所、軍時施設、障害者作業施設などがそれにあたります。
自分の近くにあることのメリットがない迷惑施設ですから、手厚い補償金がもらえることが多いです。
ですから立地の選定は、選挙と議会での決議を経た自治体からの誘致が大前提で、上関もその民主的な手続きを
経ています。もちろんひっくり返すことは可能で、選挙で反対派が過半数をとり、議会で原発誘致の撤回を決議
して中電や国に申し入れれば、実現できることです。
次の選挙を待たなくても、有権者の3分の1以上の署名を集めてリコールを請求すれば、60日以内に住民投票が行
われ、有効投票の過半数の賛成で議会の解散と町長の失職が実現します。
原発建設を中止に追い込む民主的な手続きは用意されているので、これを行使するか否かは住民の意思です。
>上関原発を建設し海水温を上昇させれば、広島のカキ養殖にも被害が懸念されます。
温排水の懸念は、ちょっと前のコメントで議論されてますので、まずそちらをご覧下さい。
上関の温排水の影響は放水口から数キロ程度以内なので、広島県の海域の水温があがるという話は、少々非科学的
に感じられますね。
話は変わりますが、最近、美味しそうな料理と懐かしい方言が楽しくて時々見ているブログがあります。
ここのブログ主さまは実は原子力の安全性の事もかなりご理解された上での反対派です。
これまでの長年の交渉の中で、中電や行政への不信感や憎悪がこびりついてしまったのだと思いますが、確かに昔は
コンプライアンスという言葉もなかった時代でしたから、そう思わせてしまうようなドロドロした騒ぎが、過去には
いろいろあったんでしょうね。
この方たちは安全性への誤解による反対ではないので、いくら安全性を力説しても気持ちは揺るぎません。
子供のために作る料理を見れば、この人が本当にいい人だとわかります。過去のボタンの掛け違えが残念です。
(ブログから転載)
今朝の新聞に中電のA5の二つ折りのチラシ<何ヶ月に1回ぐらい出しょうるんか?Vol.3になっちょった。
一番後ろに上関原子力発電所の仕組みについて説明があった。
その前のページに、大学教授とサイエンスジャーナリストいうのが放射能(原子力発電)はちゃんと管理すれば危のう
なあ、いうような事を対談せるのが載っちょった。そがいな事ぁ分かっちょるわっ!
忘年会? 2009/12/12(祝島の風物誌fromえべすやin祝島)
http://02ebesuya.urbany.net/2009/12/20091212.html
投稿: まろ | 2009年12月18日 (金) 10時36分
管理をしっかりされれば安全とは思いますが、大げさかも知れませんがこの御時世何が起こるかわからず、テロなどで攻撃されれば核兵器にかわってしまうのではないかと心配です。 各原発に迎撃ミサイルでも配備するのでしょうか。
また、これまで発電所をめぐる隠ぺいやデータ改ざんが数多く発覚しており、信頼できるのかどうかと・・・
>ちなみに島根県では温排水の影響の以下のように評価している。
>http://www.pref.shimane.lg.jp/genan/nennkann.data/H20bunnpu.pdf
放水口付近では、冬には10℃も差があるのですね。
あと、疑問に思ったのが水温の分布状況で、2号放水口付近は温度変化がないのはなぜなのでしょうか?
http://www.pref.shimane.lg.jp/genan/sihannki.data/H19-2.pdf
上記は、島根原発の平成19年度 第2・四半期の調査結果なのですが、
温排水関係の23ページの9月度のデータで、
1号機放水口 最高温度 35.9℃、 最低温度 32℃
2号機放水口 最高温度 35.1℃、 最低温度 31.1℃ とあるのですが、
25ページの9月11日の詳細データには、1号機放水口 33.5℃ 、2号機放水口 28.3℃と、
2号機放水口が3~7℃低くなっております。 どちらが正しいのか?
放水量が、1号機約30トン/秒、2号機約60トン/秒、3号機約95トン/秒と、さきほどの*水温の分布状況を6倍すれば良いのでしょうか?更に各機の相乗効果が加わって範囲がもっと拡大するのでしょうか・・・
それとも2号機は、対策が施されて冷却能力が優れているのでしょうか?
放水口付近の水温が高ければ、そこで冬を越すものが増えてくると思うのですが。
ナルトビエイが冬を越す場所が増えれば、広島湾の個体数も増え、更にアサリやカキへの被害が出るのではないかと心配しております。 また、赤潮による被害も懸念されます。
その他には、コンクリート護岸に幼生が付きやすいミズクラゲや
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/ikimono_hendo/news/In08070601.html
アイゴによる磯焼けなどが懸念されます。
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/ikimono_hendo/special/Is08102702.html
(祝島一帯では、サザエやアワビがふんだんに採れる。希少なスナメリが餌を求めて回遊してくるほど、小魚も豊かだ。「磯焼けはまだわずか。でも傷口が広がれば、魚のすみかや産卵の場が消え、漁獲量に響きかねない」。)
投稿: ひろ | 2009年12月20日 (日) 07時25分
>あと、疑問に思ったのが水温の分布状況で、2号放水口付近は温度変化がないのはなぜなのでしょうか?
1号機は表層放流、2号機は水中放流という、温排水の放流形式の違いによるのではないでしょうか。
参考:http://www.civil.cit.nihon-u.ac.jp/~ochiai/pdf/2007_1.pdf
調査結果のデータの食い違いについては、調査ポイントの違いによるものかと思います。
調査結果の19ページにあるように、
水温調査には、島根県による沖合定線、中国電力による沿岸定点と格子状定線、という3種類の調査があり、
23ページのデータは沿岸定点の2号機放水口、25ページのものは沖合定線の8'での測定結果です。
46ページの温排水測定定点図の右下に放水口付近の拡大図がありますが、
ちょっと位置がずれているので、温度差が出ているのかなと思いました。
温排水の生態系への直接のダメージだけでなく、
温排水に集まってくる生き物による漁業資源への被害という、
二次的な被害も心配ですね。
投稿: 男子力発電所 | 2009年12月21日 (月) 15時59分