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2010年1月12日 (火)

虹のカヤック隊ブログ開設~海を守りたい人びとの連帯

遅ればせながらお知らせです。

上関原発予定地で工事作業の監視・阻止のための活動を続ける「虹のカヤック隊」のブログが開設されました。

・「虹のカヤック隊」http://ameblo.jp/nijinokayaker/

昨年末に開設され、すでにいくつもの記事が投稿されています。
活動だけでなく、暮らしの一端を感じていただければ幸いです。

最近は僕も現地を頻繁に訪ねる事が出来ていませんので、彼らの代弁をすることは出来ませんが、
9月の時点での「虹のカヤック隊参加への呼びかけ」に携わったところから、
カヤック隊とはご縁を持たせてもらっています。

今日は少し、「虹のカヤック隊」と現地の阻止行動について、個人的な私見を述べさせていただきます。

どうしても「隊」という名前がついてしまうと、何かの団体のように見えてしまうところがあると思います。
僕自身もうっかりすると安易に「カヤック隊としての意見」を求めてしまったり、
ひとりひとりを個人として見つめる視点が失われてしまったりして、
そのたびに反省を重ねているところです。

現地で生活を共にしたり、連携して活動を進めていく上では、
ルールとは言わないまでも、ゆるやかな取り決めが必要になってくるでしょう。

また、明日は何人海に出られるのか、何時から船を出せばいいか、食事の手配はどうするかなど、
話し合いやスケジュール管理も必要になってくるでしょう。

また、他地域からの現地視察や、阻止行動への参加の問い合わせ等も入るとなると、
窓口も必要になってきます。

そのような必要性から「隊」という名前を付けたというのが現実ではないかと思いますし、
何らかのセクト、組織、活動家がバックについているということは一切ありません。
(彼らと連帯する祝島の人達が「陰で何かの組織が暗躍すること」を望んでいない事からも断言できます)

カヤック隊のメンバーにもなっている数人が、
2005年に行われた予定地の海域詳細調査の際に阻止行動に何艇かのシーカヤックが加勢し、
祝島の人達と初めて行動を共にした事がきっかけになっていると、虹のカヤック隊のメンバーから聞きました。

2005年の行動について、カヤック隊呼びかけの経緯については以下のインタビューを見て(聞いて)みてください。
(※映像の中で現地への参加を呼び掛けていますが、状況は日々変わっています。詳しくは記事の文末をご覧ください。)

インタビューの中では、
阻止現場で祝島の人達と触れ合う中で「海を守りたい」という思いが一緒だと感じ、
祝島の人達がその意志を力強く貫き続けている姿に感動し、
今まで知らなかった事、彼らに任せきりにしてきた事を申し訳なく思ったと語っています。

・2009年9月18日
【YOUTUBE】9月18日田名埠頭・原康司(カヤック隊)インタビュー
http://www.youtube.com/profile?user=InLakech1320#p/u/13/ESzaB1QD9uE

・2009年7月20日
【RadioActive Radio vol.04】原康司(山口/ダイドック冒険学校)
http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-9a27.html

彼自身、冒険学校のプログラムを通じて子供たちを連れて祝島に通う活動を続けたり、
島の伝統行事「神舞」に、櫂伝馬船の漕ぎ手として参加したり、
毎年秋に行われている「瀬戸内カヤック横断隊」の最終地点として祝島を訪ねるなど、
地道な活動の積み重ねの過程で、今、現地で行動を共にしている。

それが、僕の抱いている印象です。

・祝島の伝統行事「神舞」(上関デジブックより):http://wave.ap.teacup.com/aresan/26.html

・瀬戸内カヤック横断隊ブログ:http://blogs.yahoo.co.jp/oudantai


彼に限らず、カヤック隊に加わっているひとりひとりが、
自然の暮らしを体験するスタディツアー「あーすガイド」を主催したり、ツアーに参加したり、
ひじき狩りやびわの剪定や水産物の加工の仕事を手伝ったり、
自然を案内するガイドをしたり、
長島の自然を守る会の自然観測会に参加したり、
様々な体験の積み重ねの中で、
自然と共に暮らす生き方を目指したいと思ったり、
美しい自然を守りたいと願ったりするそれぞれの過程の中で、今、現地にいるのだと思います。

・あーすガイド:http://blog.livedoor.jp/earthguide/

・2009年9月18日
【YOUTUBE】9月18日田名埠頭・吉村健次(カヤック隊)インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=wkJRtRyh9WQ

・2009年7月18日 (土)
【RadioActive Radio03】 吉村健次(山口/ラフティングNEO)
http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/radio-03-neo-3a.html

団体ではないという意味は、そこにもあります。
ひとりひとり、個性も感性も多種多様で、ひとからげにくくることは出来ないでしょう。

田ノ浦には、ひとりひとりの個性・感性の多様さが認められている、許されている中で、
共通の想い、目的を分かち合いながら、助け合い、つながりあい、連携を深めている姿があります。

阻止行動に至るまでには、
今まで申し入れや抗議、請願、陳情といった民主的なプロセスを踏もうとした取り組みが、
ことごとく無視・遮断されてきた過程の中で今があり、
目の前の海が壊されていく姿をそのまま放置するわけにはいかない、
今はこうするしか仕方がない、という想いの結実が、彼らを現場に動かしているのではないか、とも思います。


また、現地にいない僕たちに今できる事は何かと考える時に、
・カヤック隊をひとつの組織として見るのではなく、個性豊かなひとりひとりがいると見ること
・問題解決の現場を、現地任せにしないこと
・「助けよう」と思った行為が現地にとっての負担にならないように見極めること
などが思い浮かびます。

「がんばってください」という応援の言葉が、時に現地へのプレッシャーになる事もあると思います。

現地にいるひとりひとりにはそれぞれの事情があるでしょう。
現地を離れたいけど、応援され、期待されている以上、現地を離れるに離れられないというような状況は、
生み出してはいけないと思うし、むしろ「今までありがとう」とねぎらう心を持っていたいと思います。

米軍基地移設の問題を抱え、座り込みが続けられている辺野古を初めて訪ねた時に、
「阻止行動はある意味での時間稼ぎにすぎない。時間を稼いでいる間に世論が盛り上がり、問題解決の糸口を見つけてほしい。」という言葉を聞きました。

上関についても同じ事が言えると思います。
人任せ、現地任せにする応援・期待ではなく、自分たちのいる「今ここ」を現地と見て、自分自身を当事者と見て、
何が出来るかを考え、共に取り組む仲間として現地と連携していくあり方が大事だと感じています。

今も田ノ浦現地の様子は、日々変わっているようです。

視察の人を受け入れるにも準備がいるでしょうし、応対や現地の様子の説明などといった形で、
何らかの負担をかけることは避けられないと思います。

そのような状況を踏まえて、現地を訪ねると決めた際には、出来る限りの下調べと準備をして、
現地の人間に連絡をとってから訪ねるという形を取れたらいいのではと思っています。

状況が刻々と変わっており、なかなか「こうしていきましょう」という提案や呼びかけも難しい中で、
今回は、ごく個人的な私見として、このような内容の記事を書いてみました。

何かの参考になればと思います。

冨田 拝

追記:ギリギリのお知らせで恐縮ですが、山口県内で以下のようなテレビ番組が放映されます。

日時:1月12日(火)
    午後4時50分~ 「熱血テレビ」内(KRY山口放送)
タイトル:「風と生きる 瀬戸内・祝島」 約20分間

「祝島の人たちの生活を映したもので原発問題には触れられていませんが、多くの方々に島の人たちが原発に反対する理由や背景の一端でも感じてもらえることを願っています」(祝島島民・山戸孝さん談)

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コメント

>何らかのセクト、組織、活動家がバックについているということは一切ありません。

シーカヤック隊にセクトや活動家等がバックについているのかはわかりませんが、上関原発反対運動には何か大きな力があるのではないでしょうか?
思想の自由は憲法で保証されているので、別に悪いことではありませんが。

『人民の星』5442号1面
”山口県 上関原発反対は全県世論 豊北共斗が各地で宣伝”
http://ww5.tiki.ne.jp/~people-hs/index.htm
『長周新聞』
”推反均衡で原発終結の好機”
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/suihankinkoudegenpatusyuuketunokouki.html
以下、抜粋。
・「オバマ大統領万歳」を唱えている「日共」集団中枢、二井知事に雇われた関係にある自治労中枢の判断が作用している。
・県職労書記・高島といっても、町民生活の心配よりスナメリの心配をする印象では選挙にはならない。
(「県職労書記・高島」とは、高島美登里さんのことでしょうね。生物の専門家と思っていましたが。)
http://www.sinsyakai.or.jp/right/senkyo-joho/2010senkyo-joho/2010senkyo-joho.html

その他、上関とは異なりますが、2007年に高知県東洋町に高レベル放射性廃棄物処分場誘致の問題で反対派として当選した現町長は、元中核派のようです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%A2%E5%B1%B1%E4%BF%9D%E5%A4%AA%E9%83%8E
そして、「『オンブズマン町長』と自称しつつ、情報開示に応じない。」と記載されています。確かに、当選後の財政状況がどうなっているか閲覧しようと思ったところ、公開されていません。役場に問い合わせましたが、「これからも公開する予定はない」とのことでした。
http://www.town.toyo.kochi.jp/joho/html/list_s010101.htm
そして、本人のブログを見ると、「帝国主義」とかユニークな言葉が出てきます。
http://sawayama.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/news_letters48.html

何を信じるかは個人の自由ですが、事実と違う情報を流したり、無茶な実力行為で反原発運動をするのだけはやめてほしいものです。

投稿: フル・フロンタル | 2010年1月14日 (木) 10時49分

いろいろな立場の人がいろいろ意見を言うのは、こと原発に対してはそれが無関心ではいられない、ということの現れだと思うのですが。それよりも山口県の知事が代表を務める財団が中国電力の筆頭株主だったり、知事や推進漁師さんの身内が中電社員だと言う方が、公正に物事を進める上に何か、それこそ背後にあるのでは?と思ってしまいます。
最後の一文は、そのまま電力会社や推進する人たちにも言えますね。強引なやり方や、データ隠し、ずさんな環境アセスが指摘されていること等、、、あらためて、考えていただきたいと願います。

投稿: Hope | 2010年1月14日 (木) 12時13分

>山口県の知事が代表を務める財団が中国電力の筆頭株主
 戦前に山口県営電気が組み入れられた名残のようです。昭和39年の国会答弁に詳しい経緯が出ています。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/046/0216/04606220216036a.html
 

>強引なやり方や
 推進側だけが「強引」という意味ではありませんね。

>データ隠し、
 データ隠しがあったことは事実です。

>ずさんな環境アセス
 現行のアセス法では適切です。ご存知のとおり、現在、新しいアセス法が検討されていますが、法律の原則として、遡及適用はできません。環境アセスで切り崩せないことは反対運動している方もよく認識されていると思います。

投稿: フル・フロンタル | 2010年1月14日 (木) 13時37分

電力会社の数々のデータ隠しやデータの改ざんが知られるところとなっているからこそ、いくら科学的?な根拠を上げて、安全だ、安心だ、適法だ、環境に影響ない、などと言われても、その前提となる部分含めて信用出来ない、と多くの人が思っているじゃないでしょうか?

投稿: Hope | 2010年1月14日 (木) 15時08分

原子力発電を推進する人・組織を信頼できるかできないかというのは、大きな問題ですね。
原子力安全基盤調査研究「日本人の安全観」報告書のまとめの中でも、
「原子力広報のパラドックス」として、「「安全」は伝わらない」、
「「科学」「技術」の問題というよりも「人間」の問題である」といったことが述べられています。
http://www.soc.toyo.ac.jp/~nakamura/anzen/matome.pdf

果たして、中国電力が今日まで行ってきたことは、祝島住民、また田ノ浦の海に思いを寄せる人々の信頼を得られるものだったのか?
このブログのコメント欄では、推進派(?)の方からも、「ボタンの掛け違えが残念」との書き込みがありました。
http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/1214-7e22.html

ボタンを一つや二つ掛け違えていても、中国電力の姿勢は、
上関町の多数決の結果、裁判の結果、そして温暖化対策という大義に守られていますから、
大したことないのかもしれませんが・・・何でしょうこのモヤモヤは。

何はともあれ、立場がどうであれ、陰謀論は勘弁。

投稿: 男子力発電所 | 2010年1月15日 (金) 16時43分

原発について、そして基地問題について最近思ったのですが、
米軍基地問題と原発反対問題は、相反するところがあるのではないでしょうか?


日本が唯一、原爆を落とされた国だというのは、
第二次世界大戦末期、日本が物資も不足して各地で負けて、絶望的に劣勢になっても降伏せず、
「一億総玉砕」なんて(国民全員が敵に向かって行って砕けて死のうっていう意味ですよね)スローガンで、
無駄だと分かっているのに戦い続けるから、と
アメリカが広島、ついで長崎に原爆を落としたんですよね。

そしてやっと日本は無条件降伏をしたわけだけど、
それでも日本が降伏しなかったら、おそらく原爆はまだまだ日本に投下されたんでしょう。
圧倒的な兵力の差を見せつけられて、
もともと死ぬまで戦うつもりだった日本も、
とうとう降伏した、わけで。

日本には相当でかい核へのトラウマがあるんじゃないかな、と思わなくもないです。
戦後50年以上たったけれど、
非核三原則があるからって、
日本が核について、何の研究もしないって、そっちの方がおかしくないですか?

生物兵器みたいに、
お互いが自滅するだけだから、と
全面使用禁止になった兵器はあるけど、核兵器はなぜかまだそうなっていない。

どこかの国が核爆弾を使ったら、
間違いなく報復攻撃でその国も滅ぶじゃないか、
核なんてあっても無駄じゃないか、と
と素人考えでは思うのに、
それでもあちこちの国がまだまだ核を配備してるし、
後進国はせっせと核を開発しようとしてる。


日本は、米軍に撤退してもらってなおかつ、安全であるには、
ひょっとして、核の研究がまだ必要なのではないでしょうか。
アメリカの核の傘に守ってもらうことを選ぶのか(見返りとしてある程度米軍の要求をのむ)、
それとも自分の国で独立して防衛体制を整えるのか、
どちらかなのかな?と思ったのですが。

アメリカ軍の基地を拡大させたくないけれど、
日本は自分の国だけで本当に立ちゆくのか。
鳩山首相が「抑止力の問題で米軍は日本に必要だ」と言ったのは、
イイワケじゃなくてただの事実だったのかもしれない、と考え直しました。


原発はよくないと思うし、自然エネルギーがいいと思う。
自然環境も破壊したくない。
けど、現在の時点で、日本からは核が完全になくなりました、という結果が
いいことにつながるのかがちょっと分からなくなりました。

鳩山首相は親米派ではなさそうなのに、
なぜ国は原発を続けようとしているのかな。
まだまだ知らないことも多いので、こういうことを書くのも気が引けますが。
平和って何なんでしょうね。


投稿: akari | 2010年1月16日 (土) 11時24分

原爆投下の理由でこんな記事がありました。
http://kamurai.itspy.com/nobunaga/genbaku.htm

>日本には相当でかい核へのトラウマがあるんじゃないかな、と思わなくもないです。

被爆国として、他の誰にもこんな思いをさせてはならないのではないのでしょうか。
防衛相の海外への武器輸出を禁じた武器輸出三原則に関し「基本的な考え方を見直すことがあってしかるべきだ。」発言には驚きましたが、歴史から何も学ぼうとしないのでしょうかね・・・

>シーカヤック隊にセクトや活動家等がバックについているのかはわかりませんが、上関原発反対運動には何か大きな力があるのではないでしょうか?

俳優の坂口憲二さんが、テレビのインタビューで趣味のサーフィンについて「海で遊ばせてもらっているんだから、海に何か恩返しするって意識を持たなきゃいけないと思うんです。 地球上で生きることは、やっぱり環境を守るってことが一番大事だと思うんですよ。 この地球を生かすのも殺すのも俺たち次第。 環境問題は、ただ地球への恩返しだと思うんですよね。 未来の人たちにも、きれいな海を残してあげたいです。」と語られていました。
シーカヤック隊の方々や、こういった自然とふれあっている人の方が、異変を感じたりして環境問題に対する意識が高いのではないのでしょうか。

東京都と神奈川県を流れる多摩川では、下水処理水や工場排水が流れこむことによって水温が上昇したために、人為的に放流された観賞用の熱帯の魚が生息できるようになってしまい、中には冬を越し繁殖する熱帯魚もいるそうです。
瀬戸内海も、伊方原発や新小野田・下松・柳井・岩国発電所に加え、上関原発と、ちりも積もれば山となり、黒潮の影響で瀬戸内海に入ってきた南方系の魚が冬を越せるようになり、さらに増える恐れがあるのではないでしょうか・・・
「温排水は1℃しか上昇しない」と言われますが、人間にとって1℃の差はあまりわからないと思いますが、海の生き物に対して1℃は大きな差です。 まして、排水口付近は7℃も上昇・・・
自分は、10数年瀬戸内海で釣りをしてますが、釣れる時期や釣れる魚が変わってきているのを感じてます。

下記は、周防大島で広がりつつあるアワサンゴの記事です。
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/ikimono_hendo/editorial/Ie08032401.html
「ニホンアワサンゴの分布域は、鹿児島県の種子島から千葉県沖までの太平洋や、日本海では島根県沖などとされてきた。いずれも暖流のぶつかる外海。閉鎖性が強いといわれる瀬戸内海とは表情が異なる海域だ。」

電力会社も海に恩返しの意識を持って、温排水をそのまま流すのではなく、貝の付着を防止するために冷却水に投入される殺生物剤の効き目を無くし、もとの海水の温度にもどして排水するとか、環境への取り組みをされてもよいのではないでしょうか。。。

投稿: ひろ | 2010年1月19日 (火) 02時56分

地裁の結論も出たようですが、事態はこれからどう推移していくのでしょうね
これが関係者の話し合いのきっかけになればよいのですが・・・

産興ニュース 上関原発予定地での抗議活動に禁止命令 山口地裁 埋め立て完了まで 2010.1.19 19:25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100119/trl1001191926009-n1.htm

 山口県上関町の上関原発予定地で、反対派による抗議活動の禁止を求める中国電力の仮処分申請について、山口地裁岩国支部は19日までに
中国電力の主張を認め、海の埋め立て工事が完了するまで妨害行為を禁止する決定をした。中国電力が明らかにした。決定は18日付。
 中国電力は平成21年9月、予定地の海面約14万平方メートルの埋め立て工事に着手したが、市民団体などは漁船やカヤックに乗り込み
海上で抗議。作業が約1カ月中断するなどした。
 中国電力は「妨害行為をやめていただけると考えている」とし、中断している海での作業は「安全の確保と環境保全に万全を期して進める」
とコメントした。
 反対派の市民団体は「今まで通り抗議活動を続けていく」と話した。

投稿: まろ | 2010年1月19日 (火) 20時27分

>電力会社も海に恩返しの意識を持って、温排水をそのまま流すのではなく、貝の付着を防止するために冷却水に投入される殺生物剤の効き目を無くし、もとの海水の温度にもどして排水するとか、環境への取り組みをされてもよいのではないでしょうか。。。

青森県の東通原発では、「付着生物防止対策としては、シリコン系の防汚塗料を取水路及び復水器の一部に使用し、冷却水への塩素注入は行わない」のだそうです。
http://www.env.go.jp/policy/assess/3-2search/search/taisaku.php?map_link=1&jid=00035151

海外の原発では、冷却塔を設けて大気中に熱を逃がしたりもしているそうで、
州から環境保全のために冷却塔建てろといわれているところもあるとか(たぶん)。
http://www.world-nuclear-news.org/RS-Cooling_tower_requirement_for_Oyster_Creek-0801104.html

ちなみに島根原発3号機の環境影響評価の際、中国電力はこんな見解を述べています。
「温排水を取水温度まで冷却する方法としては,冷却塔(クーリングタワー)方式があり,技術的には可能ですが,建設費等の経済的な面で採用は困難であると考えております。」
http://www.env.go.jp/policy/assess/3-2search/search/sonota.php?map_link=&jid=00005059

冷却塔を建てたら、長島がそれなりに温まりそうですね。
というか、海沿いに発電所作る意味がなくなりますが。

仮処分の結果が出たということですが、
自然への感謝と敬意によって結ばれた「海を守りたい人びとの連帯」が、
静かに平和に広がっていきますように・・・。


投稿: 男子力発電所 | 2010年1月20日 (水) 01時55分

温排水は何も原子力発電所に限ったことではなく、火力発電所や熱交換を行う工場ならつきまとう問題です。

「上関の豊かな自然を守ろう!」という気持ちはわかりますが、では、今まで発電所や工場を受け入れた地域に対して不公平ではないでしょうか?

原発も火力もダメだったら、では代替エネルギーは何でしょう?
風力でしょうか?風力は一時期もてはやされましたが、今ではバードストライクや低周波の問題が出ています。
反原発団体のサイトにリンク先が貼られている現状です。
http://d.hatena.ne.jp/aresan/
(リンク先は最下部にあります)

では、太陽光は?というと、太陽光発電を一生懸命推進する「太陽光発電協会」のHPを見ても、家庭で自給できるのは55%程度とのことです。当然、日本海側は自給率が下がると思いますし、電力会社から電気を買わなければなりません。
http://www.jpea.gr.jp/11basic05.html#q4
仮に、100%自給できたとしても、我々は車や電車を使いますし、洋服も着なければなりません。病気なれば、病院も行くでしょう。この文化的な生活を維持しようとすれば、膨大なエネルギーが必要です。
そして、太陽光発電には庶民には莫大な設置コストがかかりますし、大規模に導入すれば、周波数を維持しなければならないため、蓄電池や発電調整を設置する必要があります。
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g80908a04j.pdf
ご存知の通り、蓄電池はまだ高コストですし、電力系統が網の目のように張った日本では、スマートグリッドの効果は未知数です。
(電力会社で電力供給をコントロールしており、諸外国に比べ少ない停電時間を考えれば、既にスマートグリッドのような気がしますが)


「じゃあ、地熱で」と思うかもしれませんが、まだまだハードルが高いようです。
http://www.business-i.jp/news/top-page/topic/200808200007o.nwc

私は日本のエネルギー自給率が4%という現状と低炭素化社会という課題を考えれば、原子力も自然エネルギーの開発も必須だと思います。

人間が生きている以上、ある程度の生態系は破壊されます。
上関だけが特別ではありません。

投稿: フル・フロンタル | 2010年1月20日 (水) 12時12分

私たちはまだまだ「電気はたくさん必要」
→「でも原発がないとまかなえないし温暖化も困る」⇔「でも地域の環境が壊されるのはいや」
(簡略化しすぎてごめんなさい)って感じで行ったり来たりしてますが…

実際はエネルギーの使い方の仕組みを変えれば
いろんなことがうまくいっちゃったり…
http://omsolar.jp/info/interview02.html

原発は世界的にはもう下火な電源で、温暖化防止効果も?だったり…
http://www.greenaction-japan.org/uploads/_archive_dl/0912_newsletter.pdf

蓄電技術、もうすぐ大ブレイクすると聞きましたが…
誰か現状を知りませんか?うまくいかない原子力政策やに注いでる莫大な経費、少しでも回せば
飛躍的に伸びると思うんだけどな~。

ともかく、環境のことはもちろん、経済性、温暖化防止の観点からも
原発ノーと言っていいと思います。そして、エネルギーのことは、
「今こうだからこうするしかない」ではなく
「これからこうなるためにこうしよう!」って感じで
私たち自身が考えて、話し合って、選択し、現実を作り出していけるものだと思いますよ!

投稿: bunB | 2010年1月20日 (水) 13時13分

飯田哲也氏にアイリーン・美緒子・スミス氏。
読まなくても論調がわかりますね。

>実際はエネルギーの使い方の仕組みを変えれば
>いろんなことがうまくいっちゃったり…
>http://omsolar.jp/info/interview02.html

しくみはわかりますが、データがないため、実現可能性がわかりません。
マスコミに出るときは、この方はビジョンを語るのみでコスト等のデータが出てきません。
電源立地対策交付金が事業仕分けにかかったとき、この方は委員として参加していました。
普段どおり、原子力反対の意見を言えばいいのに、全く言いませんでした。なぜなんでしょうか(笑)

>原発は世界的にはもう下火な電源で、温暖化防止効果も?だったり…
>http://www.greenaction-japan.org/uploads/_archive_dl/0912_newsletter.pdf

石油を持っている中東も原子力に舵を切り替えたようです。
自国の電気は原子力で賄い、残り少ない石油を海外へ高く売るつもりでしょうか。

「アブダビ原発、韓国電力連合が受注 アラブ諸国で初」
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091227AT2M2700Y27122009.html

>温暖化防止の観点からも
>原発ノーと言っていいと思います。

前にもご紹介しましたが、OECD/NEAから原子力が温暖化防止に役立つレポートが出ています。(英語ですけど)
この中の図(Figure1)に各電源のCO2排出原単位のグラフが出ています。原子力(NUCLEAR)は風力(WIND)より排出原単位が高いですが、太陽光(PHOTOVOLTAIC)よりも低くなっています。
(電力会社がCO2排出原単位の比較で利用する、電力中央研究所で算出した図とそっくりです)
グラフ自体はIPCCの引用のようなので、IPCCも同意見なのでしょう。
http://www.nea.fr/html/general/press/in-perspective/addressing-climate-change.pdf

グリーンピース創設者のパトリック・ムーア氏も今では転向し、原子力推進論者です。
「現代の最大の問題は地球温暖化。温室効果ガスを排出せず、火力発電に替わりうる規模のエネルギーは原子力しかない」
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20070124104841.asp

いろんな意見がありますね。

投稿: フル・フロンタル | 2010年1月20日 (水) 15時25分

塩素は身近な物質で、台所の蛇口から出る水道水やプール、掃除や洗濯で使う漂白剤にも含まれています。
瀬戸内にもたくさんある発電所や工場でも、海水冷却プラントがある限り、配管が貝類で詰まるのを防ぐため必ず使っているはずです。
下水処理場でも大腸菌等の殺菌のため塩素を使用しています。
これが分解されず蓄積するものなら深刻な海洋汚染なのですが、塩素は揮発性が高い(蒸発する)ものなので、心配することはありません。
むしろ、塩素を使わないことによる健康被害や経済への悪影響の方がよほど深刻な事態を招くでしょう。
これでもまだ心配で眠れない方は、平成15年の海洋生物環境研究所の研究結果を読んでみると納得がいくと思いますよ。

(海水に注入された塩素の挙動)
発電所で塩素が使用されているのは付着生物を防除するためであり,注入されているのは海水を電気分解して得られたものである。
海水に添加された塩素は,海水中に存在する金属イオンなど様々な物質と速やかに反応するため比較的短時間で減衰する 。
また,発電所で注入される塩素の濃度は,季節などにより変化するが注入率で0.2mg/L前後,またはそれ以下であることが多い。
発電所において塩素注入は取水口で行われ,水路を通過する間に減衰し,多くの場合放 水口では検出限界以下に管理されている。
海水とともに発電所の冷却水路に取り込まれた生物は,常に減衰する濃度に曝露され,放水後には曝露から解放される。

(委託研究の結論)
平成8~15年度の8年間,全国の沿岸を北方,中部,南部の3海域に分け,それぞれの海域ごとに1カ所の代表発電所を選定し,取水口,放水口において採集した標本を比較するなどの方法により発電所の冷却水路に取り込まれた動・植物プランクトン,魚卵,稚仔魚に対する取放水系通過の影響を調査した。その結果,
1.植物プランクトンの死亡率は,塩素注入時に大きく約30%であった。
2.動物プランクトンの死亡率は,わずか数%であった。
3.動・植物プランクトンの減耗量は,水路長が長ければ大きく,水温が高ければ大きいが,海域,発電所の構造などによって減耗量の程度は異なる。
4.この減耗の主要因は付着生物による捕食と考えられた。この影響は,水路内で受け る他の要因(機械的,化学的,昇温)による影響に比べ大きい。
5.水路通過時に何らかの影響を受けた動・植物プランクトンは,放水口から放流され た後は,速やかに周辺の群と混合して,活性度,生残率,細胞密度,個体数密度は回 復した。
6.動・植物プランクトンへの水路通過影響が検出される範囲は,放水口近傍の温排水内に限られた。
7.魚卵,稚仔魚が受ける水路通過による影響は,従来,動・植物プランクトンより大きく,100%死亡するものとして扱われてきたが,放水口から放出されたときの生存率は少なくても30%以上であると推定された。

大規模発電所取放水影響調査 (取水生物影響調査) 報告書 - 平成8~15年度調査結果のまとめ -
財団法人海洋生物環境研究所(経済産業省原子力安全・保安院委託)
http://www.kaiseiken.or.jp/publish/itaku/h15shusui.pdf

投稿: まろ | 2010年1月20日 (水) 22時46分

>電力会社の数々のデータ隠しやデータの改ざんが知られるところとなっているからこそ、いくら科学的?な根拠を上げて、
>安全だ、安心だ、適法だ、環境に影響ない、などと言われても、その前提となる部分含めて信用出来ない、と多くの人が
>思っているじゃないでしょうか?

この意見には、私も同感です。確かにあれは電力会社の自爆で、経営を揺るがす大失態でした。
ご紹介する以下Webサイトでも、不祥事が続く電力会社の事情や背景を少し伺い知ることができますので、関心がある方はどうぞ。
この他にも、原子力に関するありがちな賛成反対の議論がうまく深堀りされているので、面白いです。

深化型Q&A(未来科学技術共同研究センター 組織マネジメントプロジェクト)
http://www.procom.niche.tohoku.ac.jp/bk/qa/

【懸念・疑問6】情報隠蔽、偽装が相次ぎ信用できない

【説明】報道されている事例は過去の不適切な行いが表面化したもの。
これまでに報道されている事例は過去に繰り返されていた不適切な行いが最近の調査で続々表面化したものです。
過去の不適切行為を洗いざらい公表しようとする努力の結果が、報道の対象になる事例の頻発という形で表に出ているのです。
電力会社が、過去の慣行を捨てて情報公開という方針を遵守しているから生じている事態であることを理解して欲しいと思います。

【異論】東電問題の後、データ偽装などに関し、総点検したはず。
東電問題の反省を踏まえデータ偽装などに関し総点検したはずではないでしょうか。それなのに最近になってようやく不祥事隠しの実態が次々と暴かれています。
最近、北陸電力志賀原発1号機において、過去の定期点検中に制御棒引き抜きが発生し、臨界に至っていたにも係わらず、記録に残さず、国に対する報告もなされていなかったことが明らかになっています。→参照(1-9)http://www.procom.niche.tohoku.ac.jp/qa/index.php?id=1&menu=2#N0000000046
その他、原子力発電所だけでなく水力発電施設におけるデータ改ざん等も複数明らかになっています。→参照(1-10)http://www.procom.niche.tohoku.ac.jp/qa/index.php?id=1&menu=2#N0000000047
これでは情報隠蔽は電力会社の体質であると批判されても仕方ないでしょう。
総点検するといいつつ情報を隠そうとする電力会社をどうして信用できるでしょうか。

【説明】点検は重要箇所を重点的に実施しており全部を網羅していない。
点検は安全上重要な箇所、とりわけ過去に問題が指摘された箇所やそれに類似した問題点を重点的に実施していると推測されます。
複雑に入り組んだ原子力発電所のすべての機器、装置、系統などをもれなく点検するためには時間が必要です。また想定する故障や劣化のタイプによっても点検のやり方は大きく異なります。
種々の記録データに偽装がなされているか否かを点検によって調べるという作業も、偽装内容が事前に知られていない場合、膨大な労力を費やす必要があります。
総点検という言い方が誤解を招いたかも知れませんが、文字通りしらみつぶしにあらゆる作為や偽装を点検し検出することはきわめて困難な作業なのです。

【コラム:不祥事頻発の背後事情。】
最近報道されている不祥事がなぜ東電問題以後の「総点検」で見出されなかったかという事情については本文で説明しました。
しかし過去になされたことが最近明らかにされたものであるとしても、過去の偽装や隠蔽工作がなされた理由が市民の方々には理解できにくいと思います。
実は隠蔽工作がなされる状況には、(1)実際に安全上問題となる深刻な事象が起こったがその状態は速やかに解消された、(2)安全上は重みの小さい(あまり重要とは考えにくい)事象が起こった、という異なったタイプがあると思います。
(1)、(2)の場合とも、規制当局やメディアから厳しい批判を浴びることが予想されることは共通です。それを恐れる内心の立場からは偽装への誘惑が強くなります。
ただし(1)の場合は、重大な状況は実際に起こったわけですからそれが安全上の懸念であることは認識しているわけです。それを隠蔽するのは「失態隠し」型の行為といえます。
(2)については、対外的または社内ルールに抵触はしたもののそのルール自体が本当に重要なものとは受け取られていないわけです。この隠蔽は、些細なことはなかったことと見なす、「ルール軽視」型行為といえるでしょう。
偽装や隠蔽の再発防止を声高に叫ぶだけでは不十分に思われます。(1)についてはトラブル知識共有の重要性を認識すること、(2)についてはルールは実効性のあるものに見直してゆくこと、という措置を併用することが必要でしょう。

投稿: まろ | 2010年1月21日 (木) 00時14分

フル・フロンタルさんご紹介の記事、読んでみました。

>石油を持っている中東も原子力に舵を切り替えたようです。
>自国の電気は原子力で賄い、残り少ない石油を海外へ高く売るつもりでしょうか。
>「アブダビ原発、韓国電力連合が受注 アラブ諸国で初」
>http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091227AT2M2700Y27122009.html

う~ん、これだけで中東が原子力に舵を切り替えたとは言うのは難しいでしょうね。
仮にそうだとしても私たちもそうすべきということにはなりませんし。
むしろやめといた方かいいと言ってあげるべきかも。


>OECD/NEAから原子力が温暖化防止に役立つレポートが出ています。

>グリーンピース創設者のパトリック・ムーア氏も今では転向し、原子力推進論者です。

う~ん、これを読んでも安心できないし、希望も持てないんですよね…。
NEAは原子力推進が前提の機関ですし、ムーア氏の出たシンポジウム(広島でもあったようです)も
バリバリ推進の団体が主催したものですよね…グリーンピース創設者といっても…肩書きは問題じゃないですよね。
「転向」の理由はなんでも考えられるわけですし。
私たちはこれまで推進しようとする企業によるデータのねつ造、隠ぺい、いやってほど知ってるわけじゃないですか。
だからこそ、上関原発計画でも情報公開する姿勢、きちんと調査する姿勢、住民に説明する姿勢、
見せてほしいです。今はまったく見えません。


>いろんな意見がありますね。

本当にそうですよね…こうして情報の紹介をしあっていても
それぞれの考え方を補強できるものを信じ、それを引用してくるわけですよね。
一つの情報でもいろんな見方ができる…
だからこそ、どんな未来がいいのか、共有し合うことが大切だな~と
改めて思いました。

データはとっても大事です。
でも、見方によっていっぱいあるんですよね…
私は核の脅威、恐怖、ウラン発掘から廃棄物処理にいたるまでの周辺住民や労働者の被ばくとそれに対する不安…
そういったもののない未来がいいです。知恵と力を合わせればそれでもエネルギーは足りる、
あるいは足りなくてもやっていけると思うし、そう思えるデータもいっぱいあります!

投稿: bunB | 2010年1月21日 (木) 00時55分

どんな未来を望むか。
私たちの社会を、どのようなものとして、次の世代に手渡したいか。

希望のある未来を選びたいですよね。
今ならまだ、選べるのかな。選んでみようかな。

このまま上関に原発が建った未来。
あるいは、田ノ浦が残された未来。
原発が建ったけれど、冷却水への塩素注入をやめて、防汚塗料を使うことにするなど、少しは環境に配慮のあった未来。

私はできれば、上関に原発が建たなかった未来を生きてみたいですね。

投稿: 男子力発電所 | 2010年1月21日 (木) 02時05分

塩素は生物を殺すのではなく、刺激をあたえるのですね。
温排水の対策も一応は可能なんですね。。。

>温排水は何も原子力発電所に限ったことではなく、火力発電所や熱交換を行う工場ならつきまとう問題です。
「上関の豊かな自然を守ろう!」という気持ちはわかりますが、では、今まで発電所や工場を受け入れた地域に対して不公平ではないでしょうか?


山口県は、コンビナートが多いので電気量も必要なのですかね?
電灯でも発電できるような収集率のよい太陽光パネルができないですかね。。。太陽光パネルのリースとかあって、工場の屋根に置ければと。

工場も温排水を意識してもらえれば、うれしいですね。。。
工場によっては、排水の再利用が可能ではないでしょうか?
しかし、原子力発電は排水量の桁が違いすぎませんでしょうか?

上関もですが、瀬戸内海自体が心配です・・・
あくまでもかりにですが、
伊方原発の影響とははっきり言えませんが、瀬戸内海の海水温が1℃上昇。上関原発ができてさらに海水温が上昇すれば、広島湾のカキ養殖にも(身が大きくならなかったり、水温が高く雑菌が多く出荷できないなどの)被害がでるかもしれません。
また、ナルトビエイの越冬場が増えることにより個体数が増え、沿岸の被害もさらに拡大し、沖のカキ養殖の筏に気づけば被害が広がる可能性もあるのでは?と思います。

(温排水の影響確認の水理模型でお湯をだしっぱなしにしたら水槽中の温度がどう変化するのか実験してみたいです。。。)


>石油を持っている中東も原子力に舵を切り替えたようです。

CO2を排出しないのは理解できたような気がします(CO2排出が多くても発電量が多いから?)が、やはり災害や事故、廃棄、老朽化の面が心配です。

戦後、毒ガス弾を地中に埋めて処理し、ヒ素が地下水に混入して環境汚染問題になってますが、放射能汚染物質を地下に処理しても大丈夫なのでしょうか?
人間、要らないものは見えないところに隠す悪い癖があると思うのですが・・・

http://www.env.go.jp/policy/assess/3-2search/search/sonota.php?map_link=&jid=00005059
「4.1993年4月,ロシア政府は報告書を公表し,旧ソ連・ロシアが1959年から1992年の間に北方海域及び極東海域において,液体及び固体の放射性廃棄物の海洋投棄を継続してきた事例を明らかにしました。さらに同年10月にも日本海において液体放射性廃棄物の海洋投棄を実施しました。 国際的な約束(例えばロンドン条約)では,放射性物質の海洋への無管理での投棄は禁止されておりますが,残念ながら前記の状況となっています。」

日本もかつて「低レベル」の核廃棄物は南太平洋や千葉沖に捨てていたこともあったと聞きますが・・・
中東も不法投棄したりするのではないでしょうか?
処理、処分法などを先に確立しないといけないのではないでしょうか。

投稿: ひろ | 2010年1月21日 (木) 03時19分

現在市販されている家庭用太陽光発電パネルの発電能力は、我が家で一番電気を使う時(普段の2倍になります)の2500w/hを越える発電能力があります。(3.1kw/h)
山口県では、ほとんどの一般家庭は平屋か2階建てで、結構余裕のある建物が多いので一般家庭の消費電力は太陽光だけでもかなり賄われると思います。風力発電もマグナス方式であれば従来言われていた低周波問題も生じないようです。施設規模もそれほど大きくはないですし、メーカーによればかなりの耐久性がありますよ(17年)。
将来的には、電気自動車のリチウムイオン電池を家庭用の蓄電池として活用しようというのが流れとしてあるようですが、県内でもこの蓄電池の材料を扱っている大手産業があります。県内産業も潤う。
普段は自家発電や地域での発電を利用し、梅雨時などに電気を買う。ということになれば、適性のあるのは、降雨期に強い水力、発電需要が変動しても対応できる火力発電。と、いうことになるでしょう。火力も効率の高い発電方式もありますよね。一般家庭用電源に関しては、この地域だけならヤッパリ、原発を使う選択肢しかないとは言えないですよ。むしろ送電ロスの大きい大規模発電への依存は、非都市部の家庭から減らせそうです。
でも、お金はかかりますよね。いまのところ。
導入のための費用も少しずつ下がってきているし、一般家庭レベルでは原子力にしがみつく理由は徐々になくなってるんじゃないですか。むしろ、産業界の需要ですか。家庭の電力消費は全体の1/4ですもんね。

投稿: カメゴン | 2010年1月22日 (金) 23時45分

エネルギーが豊な産油国がなぜ原子力発電? と気になったので調べてみました。
結局、産油国は原油が尽きたら終わりなので「商売ものに手をだすな」ということみたいです。
昨今は原子力ルネサンスが起きており、一時は脱原発に流れたものの、結局どうにもならなくて原子力に回帰した国が増えていました。
産油国も例外ではなく、かつて一世を風靡した世界的な脱原発の潮流も、すっかり過去のものになってしまったようです。


世界で原発ラッシュ 温暖化対策や原油高騰背景に(毎日新聞 2008年8月15日 東京朝刊)
http://earthbottle.blog123.fc2.com/blog-date-20080815.html
 地球温暖化や原油高を背景に、先進国が原子力発電に回帰したり、発展途上国や産油国が新規導入する動きが加速している。世界
の原発は435基(発電電力量2兆7000億キロワット時)から将来的に現在の1・8倍の800基に近づくとの推計もある。
 一方、原発事故や核兵器への転用は世界的に重大な影響を及ぼすため、安全性や平和的利用の確保などの課題がより一層重みを増
している。【坂本昌信】
 原発は、70年代の石油ショックを契機に先進国を中心に代替エネルギーとして開発が進められた。だが、79年の米国・スリーマ
イル島の事故や、86年のウクライナ(旧ソ連)のチェルノブイリ原発事故などで、日本やフランスなどを除いて脱原発にかじを切った。
 しかし、近年、温暖化が世界的課題として浮上する中、発電の過程で温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を排出しない原発に
再び注目が集まり始めた。さらに新興国の石油需要の増加などを背景に原油価格が急上昇。7月の北海道洞爺湖サミット(主要国
首脳会議)でも、主要8カ国(G8)の首脳からは「原子力の必要性」を強調する意見が相次いだ。
 米国は、約30年ぶりに原発の増設を打ち出し、約35基の新設を計画している。ブッシュ大統領は01年に既存原子炉の出力
強化などによる発電量増大を公表。さらに米エネルギー省は02年に2010年までに新規建設を目的とした「原子力2010」
プログラムを発表した。
 チェルノブイリの事故以来、ほとんど原発を新設しなかったロシアも約40基を計画。電力需要がウナギ登りの中国は、約30
基の新設を予定している。欧州も、英国は今年1月、約20年ぶりに原発建設の凍結解除を決定。原発に否定的だったイタリアも
、増設に向けた機運が高まって
いる。慎重な姿勢を見せているのはドイツだけだ。
 新興国は経済成長に応じたエネルギーの安定確保を狙い、産油国も原油による外貨獲得を優先して積極的な姿勢に転じ始めた。


原発:UAEと開発協力で覚書 産油国とは初…政府(毎日新聞 2009年1月19日 18時57分)
http://74.125.153.132/search?q=cache:cYxI0Bs_KfYJ:mainichi.jp/select/biz/subprime/archive/news/2009/01/20090120k0000m020031000c.html+産油国 原子力開発&cd=3&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
 政府は19日、アラブ首長国連邦(UAE)と、原子力発電の開発に協力する覚書を交わした。UAEは17年の原発運転開始を目指しており、
核拡散防止や緊急時の危機管理について日本が支援する。
 日本が原発開発で覚書を交わすのは3カ国目で、産油国とは初めて。UAEは自国で消費する電力を原子力で確保することにより、原油をでき
るだけ輸出に回すことを目指す。日本は協力により、UAE産原油の安定輸入につなげたい考え。


スウェーデンが地球温暖化対策で脱原発政策を転換(産経ニュース 2009.2.5 23:38)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090205/erp0902052340009-n1.htm
 【ロンドン=木村正人】スウェーデン政府は5日、地球温暖化対策の一環として、1980年の国民投票で決めた原子力発電所の全廃政策を転換
する方針を打ち出した。英紙ガーディアン(電子版)などが伝えた。86年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故などをきっかけに欧州では脱原発の動
きが広がったが、地球温暖化の影響が指摘され、クリーン・エネルギーとして原子力が見直されている。
 同国では2006年に穏健党を中心とする野党4党連合の中道右派政権が発足した。連立を組む中央党は当初原発に懐疑的だったが、「子供や孫
の世代のためにも、電力供給源の1つとして原子力が必要」(オーロフソン同党党首)として原発容認に転じていた。
 同国の発電量の内訳は水力発電45・27%▽原子力発電44・37%となっている。最近の世論調査でも原発維持の声が過半数を占めていた。
今後議会で審議され、原発の是非が問われる。
 同国では南部のバーシェベック原発1号機と同2号機が停止されているが、現在、10基が稼働しており、20年をメドに閉鎖する方針だった。
 欧州では、イタリアが昨年末に一度は廃止した原発を再開すると表明したほか、ロシアへのエネルギー依存を減らしたいポーランドも今年1月
に新規原発の建設計画を発表。ロシアや英国、フランスも新たな原発建設を計画し、フィンランドがすでに着工した。原発推進の流れは今後、一層
強まりそうだ。


イタリア、仏との原子力協力協定に調印 原発回帰へ(AFPBB News2009年02月25日 12:47 発信地:ローマ/イタリア)
http://www.afpbb.com/article/economy/2575397/3854909
【2月25日 AFP】イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相は24日、フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統
領とローマ(Rome)で伊仏原子力協力協定に調印した。1987年に原子力発電をしていたイタリアが、原発回帰に向けた第1歩を踏み出した。
 今回の協定には原発建設のほか研究開発と廃棄物処理が盛り込まれている。また、イタリア電力最大手エネル(ENEL)とフランス電力公社(EDF)
は伊仏間の原子力協力の一環として、イタリア国内に少なくとも4基の最新式の欧州加圧水型炉(EPR)の原発を建設し、2020年までに最初の原発を
稼動させるとした文書に署名した。
 ベルルスコーニ政権は前年5月の就任直後、エネルギー供給の外国依存を解消するため原子炉の建設を開始する方針を示していた。
 イタリアは、1986年4月26日のチェルノブイリ(Chernobyl)原発事故を受けて87年に実施した国民投票で原発廃止を決め、当時稼動していた
4か所の原発を閉鎖していた。
 イタリアは現在、エネルギー需要の87%を外国からの供給に依存している。使用エネルギー割合は、原油が43%、天然ガスが36%となっている。


ドイツ、脱原発政策修正へ 保守・中道連立で最終合意(2009/10/24 10:49 【共同通信】)
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102401000216.html
 【ベルリン共同】9月下旬のドイツ総選挙で勝利したメルケル首相が率いる保守のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と中道、自由民
主党(FDP)は24日、「脱原発」政策の修正などで一致、連立政権樹立で最終合意した。28日に開かれる予定の連邦議会(下院)でメルケル
氏が再び首相に選出され、コール政権以来、約11年ぶりとなる保守・中道の連立政権が発足する。
(途中省略)
 また、両勢力は、20年ごろまでに全原発の運転を停止する脱原発法の改正を計画。風力など再生可能エネルギーの普及が十分に進むまで原発の
稼働年数を延長することでも一致した。


原子力開発が本格化=温暖化対策や脱石油模索−中東諸国(時事ドットコム 2010/01/22-14:20)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010012200538
【クウェート市時事】原油資源の豊富な湾岸産油国を含めた中東諸国で、民生用原子力エネルギー開発が本格化してきた。各国とも人口増や経済
成長による電力需要拡大に加え、地球温暖化の主因である化石燃料の大量消費に対する批判や将来的な原油資源枯渇といった「ポスト石油時代」
を見据えて対策を急いでいる。
 イランの核開発に刺激された中東諸国は、数年前から相次いで原子力開発計画を表明。原油確認埋蔵量が世界第4位のクウェートは今月、フラ
ンスと核開発協力協定を締結した。仏原子力大手アレバへの投資も計画している。
 アラブ首長国連邦(UAE)は昨年12月、韓国企業連合と原発4基を建設する総額204億ドルの契約を締結、2017年に1基目が稼働
予定だ。エネルギー資源を輸入に依存するヨルダンも、別の韓国連合と研究炉建設で合意した。
 このほかトルコ、エジプト、サウジアラビアなどが原子力開発を推進している。核兵器開発疑惑のあるイランへの対抗意識が開発推進の原動
力になっているとの見方もある一方、石油の代替エネルギーを模索する中で原子力が注目されたという面が大きい。

投稿: まろ | 2010年1月23日 (土) 01時32分

一般論として、原子力発電の実用性については、
今日までの世界の実績からいって評価すべきと思う馬鹿な私ですが、
結局、上関に原発を建てる必要性ってのが、よくわかりません・・・。
「どうしても本当に上関に原発建てなきゃいけないんですか?」という素朴な問いに
答えることのできる資料を、中国電力かどなたかが用意して下さるといいのですが。

投稿: 男子力発電所 | 2010年1月23日 (土) 02時09分

後始末が厄介だと知っている、かつての先進国では原子力は極力使いたくないでしょう。

それ以外の国はそれほどの抵抗感もなく原子力を積極的に利用したいところでしょう。
国民の声が政治に反映しずらい国ではなおのことかと思います。
そういう国に、これから原子力発電設備を売っていくわけでしょう。
日本でなくとも、フランス、韓国、ロシア‥。

これが原子力ルネッサンス。


それにしてもCOP10開催国が開催年に上関原子力発電所の建設をホントに断念しないんですか。

投稿: カメゴン | 2010年1月23日 (土) 13時38分

>一般家庭用電源に関しては、この地域だけならヤッパリ、原発を使う選択肢しかないとは言えないですよ。

気になったので検証してみました。
まず、前提条件として、山口県の生活関連需要ですが、①6,216百万kWh(平成19年度)のようです。
http://www.energia.co.jp/yama/kyoukyu.html
※山口県の生活関連需要のデータは平成19年度が最新のようです。平成20年度はこの3月に出ると予想されます。

仮に太陽光発電導入コストを無視して、山口県内の全戸(空家を含む)にカメゴンさんが使用されている太陽光パネルを設置してどれぐらい発電できるか、勝手に試算してみました。

692,100戸《注1》×3.1kW×24時間×0.12%《注2》=②2,255百万kWh
《注1》出典:山口県
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a12500/jutaku/20jutaku.html
《注2》太陽光発電平均設備利用率;出典 NEDO
http://www.nedo.go.jp/nedata/16fy/01/g/0001g003.html
※少し古い試算ですが、太陽光発電メーカー等がこの数字を利用していますので妥当なのでしょう。

つまり、①-②=3,961百万kWh足りないことになります。…③

中国電力エリア全ての水力発電電力量(揚水は除く)は3,044百万kWhですから、他4県を無視して供給してもまだ足りません。
残りは「火力で」との話ですが、蓄電池を作ったり、自動車を作ったりする産業用も必要です。
(みなさん、どこかの企業からの給料で生活している人がほとんどだと思います)

火力はCO2の問題があります。原子力が嫌いな人は大体地球温暖化を心配していると思いますから、「火力で」と議論は通りにくいと思います。
(これは私の勝手な考えですが)
http://www.energia.co.jp/ir/ir16-4.html

原子力をやめて購入しなければならないCO2クレジットの金額は誰が負担するのでしょうか?
電気料金に上乗せするのは簡単でしょうか?
200万以上する太陽光発電を年金生活者にお願いできるでしょうか?
(ちなみに私の両親は8万円/月の年金生活者です)
全ての低所得者に補填できるほど、財政にゆとりはありません。

したがって、私は「原発を使う選択肢しかない」と思うのです。

投稿: フル・フロンタル | 2010年1月24日 (日) 01時01分

上関原発や島根原発3号機ができた場合、どこかの火力発電所が閉鎖するのでしょうか?

http://www.energia.co.jp/atom/kami_kensetsu1.html
2009年度の中国電力の販売電力量は、当初予定の614億kWhより6%減の577億kWhと2年連続で過去最大の下落率が予測される様ですね。製造業は減産を緩和する一方で経費削減のため節電を進めている。今後、水島コンビナートで石油プラントの統廃合も検討されていたり、企業によってはCO2排出規則強化で工場の海外移転が進むことも想定され、需要がさらに減る可能性もあると1/22の中国新聞にでておりました。
コンビナートの屋根にメガソーラー設置したりしたらさらに減らないですかね・・・
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/080623-b-2.html

オール電化住宅や電気自動車の普及がありますが、これから太陽光発電も普及されますし、浜田の風力発電や福山のメガソーラーがこれから設置される様ですし。。。
上関もメガソーラーでよいのではないでしょうか。

投稿: ひろ | 2010年1月24日 (日) 05時15分

まず、記載漏れがありました。すみません。

【誤】692,100戸《注1》×3.1kW×24時間×0.12%《注2》=②2,255百万kWh
【正】692,100戸《注1》×3.1kW×24時間×365日×0.12%《注2》=②2,255百万kWh

>上関もメガソーラーでよいのではないでしょうか

2008年7月の「低炭素電力供給システムに関する研究会(第1回)」の配布資料の中に、原子力1基分を太陽光発電に置き換えた場合の必要面積とコストの比較があります。
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g80708a07j.pdf
(上記アドレスのスライド47枚目)
この試算は柏崎刈羽7号機(ABWR・135.6万kW)ですから、上関とほぼ同じです。
これによると、太陽光で代替しようとすれば約58平方kmの面積と約3.9兆円のコストが必要のようです。
上関町の面積が約35平方kmですから、これでは足りません。
http://www.d2.dion.ne.jp/~k_yakuba/jinkou.html
3.9兆円のコストも原子力に比べれば大きすぎます。

現実的でないと思います。

投稿: フル・フロンタル | 2010年1月24日 (日) 05時49分

>上関町の面積が約35平方kmですから、これでは足りません。
http://www.d2.dion.ne.jp/~k_yakuba/jinkou.html
3.9兆円のコストも原子力に比べれば大きすぎます。

現実的でないと思います。


すみません、言葉足らずでした。
電力の需要が減っており、現行の電力でまかなえるなら上関原発は要らないのではということで、建てるのであれば発電量は劣りますが環境にやさしいメガソーラーでもよいのでは?ということです。。。
今後も一般家庭の太陽光発電の増加に加え、工場などでも太陽光発電を行えばさらに電力の需要が減らないでしょうかね。

投稿: ひろ | 2010年1月24日 (日) 13時38分

>原子力をやめて購入しなければならないCO2クレジットの金額は誰が負担するのでしょうか?
>電気料金に上乗せするのは簡単でしょうか?

そもそもこんな話は上関原発計画当初からあった話でしょうか?
電力会社が負担したくないからと言って、だから原発をつくっていいという事になっていいのでしょうか?
また上関に原発を作って生み出す電力は本当に中国電力管轄でのみ消費するためのものでしょうか?
そして上関に原発を作って生み出される放射能や事故のリスクは誰が負担するのでしょうか?
原発をつくり続けることで生み出される核廃棄物処理の金額や安全な保管のための金額は最終的に誰が負担するのでしょうか?

それらを全て電気料金に上乗せするのは簡単でしょうか?

投稿: Hope | 2010年1月24日 (日) 15時42分

>そもそもこんな話は上関原発計画当初からあった話でしょうか?

1997年12月の第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)で日本は2008年から2012年の間に温室効果ガスの
排出量を1990年にくらべて6%削減することが目標として義務付けられました。
上関町が中電に原子力発電所の誘致を申し入れをしたのが1988年9月で、経済産業大臣が上関1,2号機を組み
入れた電源開発基本計画を決定したのが2001年6月です。国の決定にあたっては京都議定書のCO2削減の話は
当然考慮されていると考えるべきでしょう。


>電力会社が負担したくないからと言って、だから原発をつくっていいという事になっていいのでしょうか?

2020年までの温暖化ガス削減における日本の中期目標は、麻生内閣では2005年比で15%削減、鳩山内閣では
1990年比で25%削減としており、達成できない場合は排出権を購入しなくてはなりません。
化石燃料を減らしCO2をを出さないエネルギーにシフトするか、排出権を買って電気料金に転嫁するしか選
択肢はありません。10年以内に確実に実現できるエネルギーのシフト先は、原子力しかないでしょう。
太陽光や風力の発電効率やコストは年々改善していきますが、国の補助金なしでペイできるレベルになるのは
いつの日でしょうか? 安定性の面でも、風が弱い日や、夜間、曇りや雨の日は、電気を使わないつもりで
しょうか? 電力会社は供給責任があるので、それに備えて発電設備を確保しておかなくてはなりません。
また、太陽光や風力などの分散型電源を大量に電力系統に収容すると、系統が不安定化になってしまうため、
膨大な設備投資(系統安定化コスト)が必要になります。誰がどうやって負担していくか、何の議論も進んで
いません。この現実に目を背け、太陽光や風力の推進で万事解決という意見は、社会に対して無責任でしょう。


>また上関に原発を作って生み出す電力は本当に中国電力管轄でのみ消費するためのものでしょうか?

各電力会社ともピーク需要より少し余裕のある発電設備を保有していますが、定検がのびたり災害などで長期
の運転停止があると余裕がなくなるため、電力会社同士で電気を融通しあうようにしています。(電力融通は
決算書にも掲載されています)
基本的には中国電力管内で消費されるものですが、たまに一部が電力融通の対象となる可能性もあります。

(詳細)電力広域運営の目的と実際
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=01-09-05-06


>そして上関に原発を作って生み出される放射能や事故のリスクは誰が負担するのでしょうか?

原子力損害賠償法で原子力事業者(電力会社が)に過失がなくても無限責任を追うことになっていますが、
一定限度以上になると企業として存続できないため、最終的には国が支援し、最後の一人まで確実に救済
するという制度になっています。
(詳細)第171回国会 文教科学委員会 第7号
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/171/0061/17104090061007a.html

(株)JCOウラン加工工場における臨界事故を教訓として、 原子力災害時には、国、都道府県、市町村等の
関係者が一堂に会し、国の原子力災害現地対策本部、地方自治体の災害対策本部などが情報を共有しながら
連携のとれた応急措置などを講じ、原子力防災対策活動を調整し円滑に推進することの必要性が明確となり
ました。これに対応するものとして、原子力災害対策特別措置法第12条第1項により主務大臣があらかじめ
指定する施設として緊急事態応急対策拠点施設(オフサイトセンター)が設けられています。
島根原子力発電所用として松江市内に島根原子力防災センターがあります。上関町にもできるでしょう。
官民あげて安全性を高め、リスクを極限まで下げるための真摯な取り組みが着実に進められています。
個人的には、祝島と本土を結ぶ「橋」を建設して、いざという時は車で避難できるような環境を整えるべき
だろうと考えます。県民の安心のため、ここは二井知事の出番ではないでしょうか。
大金かけてモニタリングポストを設置して放射線を常時測定して公開しても、異常値が検出された時に肝心の
「逃げる手段」がないという事では、とてもお話にならないと思います。

>原発をつくり続けることで生み出される核廃棄物処理の金額や安全な保管のための金額は最終的に誰が負担するのでしょうか?
>それらを全て電気料金に上乗せするのは簡単でしょうか?

平成17年に「原子力発電における使用済燃料の再処理等のための積立金の積立て及び管理に関する法律」
が施行されていて、既に電気料金に上乗せされています。
過小評価だとの批判が多い廃炉費用も、東海発電所の原子炉解体が始まっていますので、やがて明らかに
なり、必要があればバックエンドコスト試算の見直しもされるでしょう。

(詳細)バックエンドコストと原子力発電の経済性評価 (01-04-01-18)
http://www.rist.or.jp/atomica/index.html

総合資源エネルギー調査会電気事業分科会に設置されたコスト等検討小委員会は、電気事業者からバックエンド事業の費用見積もりと、
電源別の発電コスト試算に関する情報提供を受け、バックエンド事業の費用構造、並びに原子力発電全体の収益性の分析・評価を実施
して、その結果を2004年1月に電気事業分科会に報告した。報告の概要は以下のとおり。
今後のバックエンド事業の総費用は18.8兆円、その構成は再処理事業が約11兆円、高レベル放射性廃棄物処分事業が約2.6兆円、他の
事業の費用は1兆円前後、またはそれ以下と算定される。なお、コスト見積もりに際しての技術的想定の置き方による費用の変動は小さ
なものであり、この費用見積もりをバックエンド事業のコスト構造を理解する上での基本ケースと考えることに問題はない。
また、発電原価に関しては運転年数で均等化した場合と、法定耐用年数で均等化した場合とを検討するとともに、さらに運転年数、
設備利用率、為替レート、燃料価格の上昇率、割引率が変化した場合の発電コストへの影響を評価した結果として、原子力発電全体の
収益性が他の電源との比較において遜色がないという従来の評価が再確認されたと結論をまとめている。(以下略)

投稿: まろ | 2010年1月25日 (月) 01時43分

昨今問題になっている八ッ場ダムはじめ各地のダム計画や、採算が取れるとの予測の元で相次いで建設された地方空港を見るまでもなく、その根拠となる予測データ自体が全くデタラメで、計画自体が最初から一部の利益受給者のための「建設ありき」の計画だったと、いまや多くの人が知るところとなっているだろう。

ましてや、そのダムの何倍もの予算がかかり、事業費が大きく膨れ上がっているものに六ヶ所村核燃料再処理工場がある。六ヶ所再処理工場の建設費は1989年当初の事業申請時 7600億円だったらしいが、1996年 1.88兆円、1999年 2.14兆円と建設費だけで2.5倍、3倍と膨れあがっていると聞く。そしてその他に、運転費、人件費などをいれれば約10兆円と言われている。そしてこの分は、電気料金に転嫁されるという仕組みだと。そして2010年現在の時点でもガラス固化試験のトラブルから試運転すら完了出来ておらず、実のところ本格操業がいつ始まるかさえメドが立っていない。

もちろん総事業費もさらに増えるだろう。

まして上関原発が仮に稼働したとしても、ここで生み出される核廃棄物は六ヶ所再処理工場ではなく、第2再処理工場に運ばれることになっているはずだ。それは一体いつ、どこに造られるのか?そしていくらまた総事業費がかかるのだろう!?

ましてやいまも膨大にたまり続ける原発からの核廃棄物の処理などどうするのか?

ウランとプルトニウムを混ぜて燃やすプルサーマル発電から出る核廃棄物は?

どこで処理して、どこに埋めて、そして安全に、少なくとも最低、何百年間もだれが管理するのだろう?

その間に世界各地で多発するような巨大な大地震が来ないという保証は?

そして、そのために「本当」にかかる費用は?

電力会社は再処理、廃棄物処理に関しては責任を逃れ、国に聞いてくれ、というだろう。いままで稼働させて出来た核廃棄物は少なくとも、これを何とかするしかしょうがないとは思うが、しかしまた新たに上関に造るとなると、先ずこのような再処理、廃棄物処理の問題はどうするのか、そこをしっかりと聞いてみたいものだ。少なくとも原発を建設し稼働する事で利益を直接得る電力会社や関係者は「そこは知らない,関係ない」と逃げる事はできないはずだ。第2再処理工場のメドや最終処分の現実的な計画も立っていないのに推進するのだから。

また昨今NHKでも話題となった、廃炉になった原発の解体そして費用に関しても真っ当な説明を聞きたいと思う人はたくさんいるだろう?

それらがもし直接電気代に上乗せされなくても、そのようなコストは他の例を見るまでもなく、国民の税金または将来の世代への赤字国債(借金)として先送り回されるのではないか。

JALが破綻し、地方自治体の破綻が現実化するような時代に、いつまでも国が莫大な予算をかけ続けられる保証は本当にあるのか?


先週に発売された週刊誌「日経ビジネス」2010.1.18号でも、「原発漂流 民主が抱えるもう一つの『普天間』」という特集が組まれ、特集内では「原発のデータには謎が多い」「経済性も不明確」などと指摘されている。

度重なるデータ隠しやデータの捏造が発覚してきた原発や核再処理、核廃棄物など、それらの計画の正当性、妥当性のため示されるデータや予測を一体どうしてそのまま信じられるというのだろう?


それが一般の多くの市民の感覚だと思いますが。

投稿: Hope | 2010年1月25日 (月) 17時31分

3.1(kW/h)×0.12(システム利用効率)×24(時間)×30(月)=267.84kW/h

ウチの1ト月の消費電力(二人暮らし)250kW/h
太陽光だけで足りるみたいです。

パネルの量は必要であれば増やせます。

重複しますが、梅雨時などにその他再生可能エネルギーを利用すれば。
それでも足りない時だけ火力を使えばいいのでは。

もちろん、家庭以外の電力消費に関しては置き去りの話です。

どちらにせよ、方向性の話ですが。
将来的な解決ということでは実現可能性の低いものではないのではないですよね。
特に、それほど人口の集中していない山口県では。

実際に出来ることに手を打てそうな状況でもあるなぁ。

投稿: カメゴン | 2010年1月25日 (月) 21時59分

お気持ちはわかりますが、対案がありません。反対意見を言うのは簡単です。データを示してほしいものです。他人を動かすのに感情は大切ですが、ロジックや具体性が大切です。批判だけなら、誰でもできます。
まず、そもそも考え方が違うようです。
・ダムは不要なものばかりですか?発電や治水に必要なダムもたくさんあるはずです。
・巨大な地震は起こりえますが、想定外の地震に対しても原発は止まります。柏崎や浜岡が示しているでしょう。IAEAもお手本にするぐらいです。
http://www.asahi.com/national/update/0120/OSK201001200066.html
・高レベル放射性廃棄物は、人間の及ばないところで管理します。高速増殖炉が完成すれば、マイナーアクチニド(わからなければ調べましょう)の問題も随分解決します。
・使用済MOX燃料は2010年頃から検討することが原子力大綱によって決まっています。
・NHKの「原発解体」は誤りが多く、誤解を招く番組でした。私も抗議をしました。私は技術者ではありませんが、明らかな誤りは指摘できますし、NHKに抗議もしました。何なら、何分何秒のどの場面が誤りであるかも指摘できます。(50箇所以上ありました)そして、まろさんは真っ当な説明をされていると思います。
・日経ビジネスには、別に批判的な記事ばかりではありませんでした。

推進側であれ、反対側であれ、不都合な真実はあるものです。
原子力が良くないとするのであれば、きちんと対案を出して説明してください。
社会運動を成功させるには、説得力がある対案が必要だと考えます。
自然エネルギーでこの社会を維持することができるとお思いなら、ぜひデータを示して教えてください。
きちんと検証します。そして、納得できるものであれば、きちんと正しいと言うつもりです。

投稿: フル・フロンタル | 2010年1月25日 (月) 22時06分

日本の将来の電源構成において、自然エネルギーを何割にするか、いつまでに達成するか、
それによって実現可能性が変わってきますよね。
1980年に脱原発の方針をとったスウェーデンの現状からすれば、
仮に今、日本が脱原発の道を選んだとしても、しばらくは火力・原子力が主流になるのではと思います。
でもそれはそれで、脱原発を望んでらっしゃる方々は、だいぶ満足されることと思います。
要は、自然エネルギーを普及させて原発を増やさない国づくりをしよう、ということを、
まず国の方針にしてもらいたいわけで。

脱原発への思いを声にするということは、
いわば、川の流れが急で深いところを泳いで渡ろうとしている人に、
心配して「ちょっと待って」と声をかけるようなものなのでは。
止められても泳ごうとする人に、「じゃあ橋や船持ってこれるのか」と聞かれて、
当面持ってこれる目処がないとしても、声をかけること自体は無駄なことではないでしょう。

特に核燃料サイクルについていえば、心配している人たちに向かって
「プールで泳ぎ方覚えたから」と説明して川に入ったら、いきなり足がつったり、
水着の紐が切れたり、そのうちに先に泳いでいた人たちが「危ないからやめた」といって引き返してきたり、
そんな状況のようにも思います。
国の未来をかけて、たくさんのリソースを投入している事業ですし、できれば応援したいんですけれど、
さすがに不安です。
せめて浅瀬を探そうよ、というくらいのことしかできませんが。

とりあえず国会議員選挙においてエネルギー政策が争点になるようにできれば、もうけものなのでしょうが、
どんな風にしたらいいんでしょうね。
やっぱり対案が必要かな?電力総連が納得するような。

投稿: 男子力発電所 | 2010年1月26日 (火) 13時59分

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