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2010年2月16日 (火)

【NEWS】上関町議会議員選挙の結果が出ました(島民の会ブログより)/【日記】今日の日記

「上関原発を建てさせない祝島島民の会」ブログより転載します。
http://blog.shimabito.net/

2010.02.15 Monday
上関町議会議員選挙の結果が出ました
上関町議会議員選挙が本日2/14に投開票されました
議員定数は今回から2議席減って12名となり、立候補者は17名
上関原発計画への賛否は反対6名:推進11名で、当選は反対3名:推進9名でした
祝島から出馬し祝島島民の会が支援した清水、山根の2名の両議員は当選しましたが、この2名を含めて「原発を建てさせない上関町民の会」が支援した5名の候補者全体では残念ながら3名の当選に止まりました

詳しい選挙結果は、上述のブログに紹介されています。

以下は中国新聞のネット記事です。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201002150036.html

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以下は、日記的私見です。

このブログのコメント欄について、様々なご意見を頂きました。
ありがとうございます。

僕自身、なかなか自分のブログをチェックしたり更新する時間が取れず、情報を待っている方には申し訳ない事をしていると思います。自分自身、やりたい事、すべき事と出来る事のバランスが崩れていると感じています。
その間にコメント欄が予想以上に活性し、発信者であるはずの僕が皆さんからの投稿から学びを得ているというのも、不思議な感じがします。

山口賢人さんのおっしゃる通り、今の状況が(元々の)本意ではない事は事実です。
しかし、この状況が「望まないもの」であるかどうかというと、微妙です。

改善の余地はあるでしょう。
誠意をもった対応、迅速な応答、明確な意思表示、問題解決に向かう真摯な態度、
立場を問わず耳を傾ける姿勢、など、我が身を振り返るにつけ、未熟さを思い知ります。

今後の具体的な策として、、

僕自身が個人ひとりで発信を続ける限界・行き詰まりを感じていく中で、
並行するように地元関西の人達との深いつながりを感じられるようになり、
具体的な取り組みも始まっています。
近日中に関西に住む人達と協働してのブログが立ち上がります。

もう一つ、このブログのコメント欄で行われているような意見交換・情報交換を、
よりスムーズに行えるようなサイトの設立準備を進めています。
海外のSTACK OVERFLOWというサイトをモデルに、
3月~4月開設を目標に進めています。
『Stack Overflow』から学ぶ最近のコミュニティ構築術

これで万事オッケーというわけではありませんが、、
やってみないと分からないし学べないので、まずはひとつひとつ、よりよいと思えて自分に出来る事を、積み重ねてみます。


と同時に、、、、
やはり、当ブログのコメント欄はこのままの形で残したいと思っています。

特に昨年の9月以降、コメント欄を見たくない時期もありましたし、
あからさまな誹謗・中傷に対して腹が立つような事もありました。

しかし、同時に、怒りや悲しみや落胆を味わう事で、自分の内面に巣食う対立構造や、
異なる意見を持つ相手を否定・拒絶する自身の在り方を、まざまざと見せつけられました。

誰かを敵視したり、反対・賛成といった形で意見を異にする人達を、
拒絶したり、否定したりする構造が変わらなければ、本質的な問題解決は望むべくもありません。

対立では問題は解決しないし、対立を生み出す構造そのものが変わらなければいけないし、
そうしなければ、結局のところ、勝者を作り、敗者を作る事になってしまうと思うのです。

そういった意味では、とてもありがたい自己点検の機会を頂いたと思っています。

僕は、ブログの管理人として、あらゆるコメントを削除出来るし、編集も出来ます。
そして、事態をコントロールできる人間としての責任と危険性を思いました。

「マスメディアは嘘をつく。隠ぺいをする。情報を操作する。」と言います。
しかし実際は、誰しもがそれをしていると言えるでしょう。
意思や意図、理想や価値観を持っている以上、それは仕方のない事だとも思います。

であるならば、情報を受け取る時、発信する時、管理する時に、
どれだけ誠意を持ってそれを行えるかを、問い続けるしかないのだろう、と思います。

とはいえ、例えば投稿者名に実在の誰かの名前を使ったり、
「バカ」などといった誰かをさげすむような言葉や、アダルト用語を使ったり、
個人を攻撃するような表現などは、好ましくないでしょう。
そのようなコメントに対して、時に削除をする事もあるかもしれません。

しかし、何らかの真剣な意図のもとに情報や意見を提供している相手に対して、
その意見が自分と違うという事を理由に削除や編集は出来ません。

感情的な反応を越えて、相手の言葉から何が見えてくるか、言葉の奥にある望み、願い、価値観を、
どれだけ誠意を持って受け取れるか、相手から何を学べるのか。
そこをもう少し見つめたいと思います。

誤解を恐れずに言うならば、僕は推進派の敗北を意味する反対派の勝利は望みません。
きれいごとである事を承知で、あらゆる立場の人達が、幸せである未来を望みます。
あらゆる組織に属する人達が納得出来る仕組みが出来ていくことを望みます。

今も僕は電力会社のお世話になっているし、政府のお世話になっています。
想像を絶するきめ細かいインフラ整備をされている人たちの努力を、
僕は知らないし、もっと知るべき、感謝すべきと思います。

今こうやってパソコンで文字を打ち、インターネット回線を通じて情報を発信するためにも、
会った事のない沢山の人達の、途方もない尽力に支えられています。

と同時に、
例えば各電力会社が赤字決済を続けている状況や、
核燃料サイクルの根幹を支える再処理工場が事故で止まり続けている状況や、
溜まり続ける核廃棄物の行方が見えない状況は、誰にとっても望ましくないものではないでしょうか。

また、多数決で押し切られたとしても、
ある意見を持つ者が「少数派」と位置付けられたとしても、
その一部の誰かが悲しみ、苦しむ事が前提となって事業が進むことを、誰も望まないのではないでしょうか。

反対派、推進派、と分かれて考えて辿りつく答の、その先の解決策が求められていると思います。

そして、行き詰まりが目に見えている今こそ、立ち止まって考えるべき時ではないかと思います。

上関や玄海町や伊方や浜岡や六ケ所などの地域、各電力会社、各業者レベルでは判断しきれない事もあるでしょう。
一部の人間の努力だけでは舵を切りなおすことに無理がある状況は、
エネルギー政策が国策である事も大きく影響していると思いますし、
この状況を見直すための当事者が司法・立法・行政・メディア、
そして国民全体の中で増えていく事と、話し合いのテーブルが増えていく事が大切であると感じます。

今の社会を支えている全てに感謝して、
そのすべてを支えてきたすべての人達の基本的ニーズが満たされるような未来を描きたいです。

今回の選挙の内容に限らず、情報を受け取る時に、人を「推進派」「反対派」と分けてみたり、
反対したり推進したりするところで思考が停止してしまう事の危うさを思います。

コメント欄については、何はともあれ、せっかく出会った一人一人とさよならするのはなかなか寂しいものです。
ただし、もし僕のブログを炎上させたり、僕自身が情報を発信したり何らかの活動をする事を阻止するためにコメントを書くつもりの人がいらっしゃいましたら、それは諦めてほしいと思います。

相手を育てるため、鍛えるための批判、共によりより未来を作るための意見は大切なものだと思いますが、
相手をイヤな気持ちにさせたり、表現の意志を押さえつけるような発言は、不毛なものであると考えます。
本気で問題解決を願う人の意志は、そう簡単に折れるものではないでしょう。

繰り返し引き合いに出して恐縮ですが、山口賢人さんがおっしゃる通り、
本当のコミュニケーションの現場は、あくまでもリアルな世界の中にあるべきだと思います。

僕のブログについても、僕自身は逃げも隠れも出来ませんが、
コメントを下さる方々ひとりひとりがどこにいて、いつ現れていつ消えるかも分からない中で、
お互いが相手に敬意を払いながら発言をするという事は、非常に難しい事でもあるでしょう。

相手が泣いているのか、怒っているのか、悲しんでいるのか、喜んでいるのか、
その様子を、表情を、息遣いを、感じ取れるくらいの距離感を意識しながら語らう事は、とても難しい事と思います。
少なくとも、ルールを作る事は難しく、お互いのモラルを信頼するしかありません。

僕自身、ネットの世界の中での議論は不可能ではないかと思っていますし、ネット上でひとつの答を出す事も難しいでしょう。
お互いを知る事、学びを得る事、が可能というところが精いっぱいではないかと思います。

リアルな世界の中での直接対話の機会。
残念ながら、今の時点では、そのような機会は非常に少ないように思います。
その原因がどこにあるのかは分かりません。

ただ一つ思うのは、ネットの世界の中での対話が進む中で、
「会って話をする必要がある」「今ならそれが出来る」
という雰囲気が生まれ、育っていく事はありえると思います。

そのためのきっかけを、このブログで作っていくなどというおこがましい事は考えていませんが、
そこに辿りつくためのチャンスをつぶすような事はしたくないと思っています。

僕は、上関が玄海や浜岡が原発現地というよりも、日本列島全体が原発現地であると感じています。

どこかに当事者がいて、彼らを放っておくわけにはいかない、ということではなく、
自分自身が当事者性を失っていたにすぎないのだと思っています。

祝島島民の方々に対して「一次産業でやっていく事は難しい」と言った方がいると聞きましたが、
僕達は一次産業の賜物としての農産物・海産物がなければ生きていけません。
また、それらを提供してくださる方々の生活、願い、想い、基本的ニーズを理解し、守ることは、
当然のごとく大切な事であるでしょう。

僕達を生かし、支えてくれているひとりひとり、ひとつひとつの地域は、
乳を飲ませ、育ててくれている父母・家族のようなものです。

もちろんそれは、電力会社、政府、地方自治体、あらゆる産業を支えるひとりひとりに対しても言える事でしょうし、
海や風、空や木、この環境を支えるすべての生命に対しても言える事でしょう。

つながるすべてに対する敬意と感謝と共に、
お互いが幸せでいられるために、見直すべき計画・仕組みは見直していくべきだし、
立ち止まるべき時には立ち止まることが必要であると考えます。

家族全体が幸せに暮らしていくにはどうしたらいいのか。
自身に深く問いながら、語らいを続けながら、その道を探していけたらと思います。

途方もない希望、抽象的で実現する可能性の少ないきれいごとかもしれませんし、
そんな抽象的な事を言っている場合ではないのかもしれませんが、そのような未来を願ってやみません。

すべての命が平穏と平和を感じながら生きられる世界がたち現れる事を願います。

冨田貴史 拝

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コメント

「はじめに言葉ありき」といいますね。
このブログではさまざまな情報の発信がなされていて、
それは、冨田さんご自身のお考えだったり、
祝島からの現地の声だったり、イベントの案内だったりするのですが、
多くは「原発」にまつわる判断を促す役割を果たしているのではないでしょうか。

そうすると、読んだ人はやはり「推進」と「反対」の
どちらかを選択することになるのではないでしょうか。

大事な問題提起をされていると思うのですが、
こと原発に関しては、黙っていたらどんどん建てられてしまう。
反対なら、抵抗しなくちゃならない。
大企業である電力会社が国のバックアップも受けて進めていることに
比べたら、反対運動の力はほんとうに小さなものですが、
少しでも希望の光を見つけてたくて、私はこのブログをみていました。

>誤解を恐れずに言うならば、僕は推進派の敗北を意味する反対派の勝利は望みません。
>きれいごとである事を承知で、あらゆる立場の人達が、幸せである未来を望みます。
>あらゆる組織に属する人達が納得出来る仕組みが出来ていくことを望みます。

どうしたらそれが可能になるのでしょうね。
きっと、みんながそう望むようになった時に可能になるのでしょうが、
どうしたら、みんながそう望むような心境になれるのでしょうか。

「反対と賛成」「敗北と勝利」みたいな、対立する要件がなければいいのに、
現実にあるなかで・・・。

このブログを読んでコメントを付けに集まった人々にリードを任せて、
それに対して客観的な意見をのべるのではなく、できるならば、
やっぱり冨田さんがご自身の言葉でリードしていってほしいと思います。
自己都合で現れたり消えたりする身勝手な人間のざれごとですが、
お許しいただければ幸いです。

投稿: そらみち | 2010年2月19日 (金) 00時34分

>誤解を恐れずに言うならば、僕は推進派の敗北を意味する反対派の勝利は望みません。
>きれいごとである事を承知で、あらゆる立場の人達が、幸せである未来を望みます。
>あらゆる組織に属する人達が納得出来る仕組みが出来ていくことを望みます。

わたしも、そう望んでいます

投稿: はっぴーあいらんど祝島 | 2010年3月30日 (火) 15時17分

本来ならすぐ工事再開となるところでしょうが、島根の問題が落ち着くまで動きはなさそうですね
今回は双方痛み分けのような形で衝突は先送りされましたが、円満解決にはそろそろ県かそれ以上(二井さんは逃げに入っているので、安部さんか亀井さんあたり?)の政治介入が必要な気がします

土地収用法の適用や、三里塚闘争のような事態は、祝島も中国電力も望んでいないでしょう


【速報】上関原発反対派の異議申し立て却下 地裁岩国支部 '10/4/2
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201004020323.html

 中国電力が山口県上関町で進める原発建設計画をめぐり、計画反対派の祝島島民たちによる海面埋め立て工事の妨害を禁止した仮処分決定で、山口地裁岩国支部は2日までに、島民側の異議申し立てを退け、仮処分を認める決定をした。
 3月31日付の決定は、工事区域内では県が中電に交付した埋め立て免許に基づき、中電に妨害予防権があるとあらためて認定した。
 同支部は2日、仮処分が守られないとして、中電が妨害1日につき制裁金約940万円の支払いを反対派島民たちに求めた間接強制の申し立てについても、制裁金を500万円に減額して支払いを課す決定をした。

上関原発:島民らの妨害を禁止 山口地裁支部
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100403k0000m040097000c.html

 中国電力が山口県上関町で進めている原子力発電所の建設計画を巡り、山口地裁岩国支部(大島雅弘裁判官)は、反対派による沖合埋め立て工事の妨害を禁じ、続ける場合は1日当たり500万円の支払いを命じる決定を出した。1982年に建設計画が浮上後、原発反対運動を続けてきた上関町祝島の島民らに幅広く工事の妨害行為を禁じる内容で、島民らは反発している。
 中電によると、決定は3月31日付。地裁岩国支部は、祝島がある上関町の住民団体「上関原発を建てさせない祝島島民の会」と39人の会員に、工事の妨害行為を禁じる決定を1月18日付で出していたが、今回の決定で会員らによる異議申し立てを却下。併せて、同会と会員ら39人に埋め立て工事が終わるまで一切の妨害行為を禁じたうえで、1人でも違反した場合は、連帯して1日500万円を支払うよう命じた。
 中電側は、反対派の妨害で工事が遅延した場合、作業船の待機費用などで1日あたり約936万円の損害が生じると主張。反対派が決定に従わず工事を妨害することを想定し、同額の支払いを求める間接強制の申し立てをしていた。決定を受け、中電は2日、「今後、工事に対する一切の妨害行為を止めていただけるものと考えている」というコメントを出した。

 これに対し、同会の山戸貞夫代表は「裁判官は、今まで生活してきた島のすぐそばに原発ができてしまう島民の思いや生活について判断していない」と強い怒りをにじませた。【小中真樹雄】

投稿: まろ | 2010年4月 3日 (土) 00時27分

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