【日記】前回の続きのような話をつれづれと・・・
ただいま和歌山県の田辺市に来ています。
ここからほど近い日置川町では、1970年代に原発建設計画が表面化しましたが、1988年の町長選で計画反対派の候補が当選したことから計画は立ち消えて行ったそうです。
・http://ja.wikipedia.org/wiki/日置川町
日本には現在(廃炉が決まった浜岡原発の2基を除くと)54基の原発がありますが、
同時に、原発の誘致・建設を検討する動きが表面化した後に、その計画が中止になった地域の数は、
現在の原発立地地域以上の数に上ると言われています。
つまり、日本の原発反対運動は負け続けてきたのではなく、
建設計画を最小限に食い止めてきた歴史でもあると言えるでしょう。
その一方で、、、
今日出会った日置川町出身の男性は、「地元には当時の対立のしこりがいまだに残っていると感じる」とおっしゃっていました。
ひとつひとつの原発建設計画を止める事と、地域が二分されたままになるような問題が起こらないようにする事と、両方の視点が必要だとしみじみ実感しました。
「ノー」の声はとても大事だと思いますし、僕自身、たとえば上関原発計画に対しては、
明確に、計画を見直すべきだと考えています。
そして同時に、反対運動によってある特定の地域の原発建設計画を止まったとして、
二度とこのような問題を生み出さないため、他の地域に同様な問題が持ち込まれないようにするためには、、
つまり、根本的な問題解決のためには、、
原発に頼らない暮らし、仕組み、インフラの実現を目指す事、
実践のモデルを作っていく事が必要になってくると言う事は、
このブログを読まれている皆さんに、敢えて僕などが大上段に言う事でもないとは思いますが、、、。
原発計画が外から持ち込まれたものであるならば、
対立構造を持ち込んだのも外部からの力であるとも言えるでしょう。
ここ田辺市は、もともと林業で栄えた町で、近隣の山林で林業を営んでいた人達が、ここで木材を卸し、
その対価として受け取ったお金で飲んだり食べたりするような繁華街がにぎわっていたそうです。
しかし、現在の商店街は、シャッターを閉めたお店が多く立ち並んでいます。
国内の林業を保護することなく、海外の安価な木材を買い続けてきた政策と、産業構造、
消費者としてのひとりひとりの選択の積み重ねが生み出した結果とも言えるのではないかと思います。
このような事例は、林業に限らず、農業、漁業に対しても言える事でしょうし、
生産者、生産地の保護、助成、適正な価格での流通を怠ってきた結果として、
このような地域が地場産業の衰退・過疎・高齢化という問題を抱えてしまったという見方も出来るでしょう。
(その見方に偏るべきではないと思いますが)
上関原発を建てようとしている中国電力の社員が、
抗議行動を続ける祝島島民に対して「これからは漁業・農業ではやっていけないだろう」と、
彼らの生活を否定するような発言をしたと聞きました。
この何年かの間に、日本全国の原発現地を訪ねてきましたが、どこも原発のある地域は小さな漁村や農村でした。
そして、漁業・農業ではやっていけないという、その現実を作りだしているのは、
繰り返しになりますが、生産者を大事にしない政策と産業構造、
そして消費者の意識によるところが大きいのではないかと思っています。
上関町祝島では、2月から2カ月ほどの間、天然のひじき漁が行われます。
島の岩場で採取されたひじきは、薪釜でじっくり炊き上げた後に海岸で天日干しにされ、袋詰めされて出荷されます。
採取・加工・発送までの全ての行程が島内での分業によって成り立っています。
このような人から人への協働作業は、ひじきの例に限らず農業・漁業・林業が効率よく行われるための必須条件であるとも言えるでしょう。一方で、地域内の人間関係の分断は、そのままこのような産業の衰退の要因となりかねないでしょう。
反原発でなく「脱原発」という言葉を掲げる時、その実現は、反対派の勝利ではなく、計画を推進してきた側も共に喜べるような未来を作る事。
具体的に言えば、、たとえば上関原発計画を反対運動によって止めたとして、その先には「産業が必要」「雇用が必要」「若者に帰ってきてほしい」という願いを、原発以外の方法で叶えることが、大切になってくるでしょう。
そのための当事者は、生産地・生産者によって命を支えられている一人一人であるし、
望まない計画に対して「ノー」というだけではない、もう一歩踏み込んだ関係性を作っていく事が大切だと感じます。
以下、少しメモを書いてみます。
■段階的に・・・・
僕は、日本全体の原発をすべて止めてほしいと願っていますが、
同時に、それがすぐに実現するかどうかは分かりませんし、そう簡単な事ではないとも思っています。
スウェーデンではナチュラルステップという考え方を取り入れる自治体・企業が増えているといいますが、
僕はこの「ナチュラルステップ」の考え方そのものも魅力的ですが、「段階的に」という構え方に共感します。
・ナチュラルステップのフレームワーク:http://www.tnsij.org/about/flame/f_03.html
例えば「原発がいやだな」といった時に、
「お前だって電気使ってるじゃんかよ~」と言い返されたという話をよく聞きます。
一切の矛盾を認めずに、矛盾がなくならなければ意見が言えないという事になってしまうと、議論のしようもありませんが、
「今の状態を受け入れ、この状態から段階的に改善していく」事に取り組んでいくという方法は、無理がなく、ポジティブで、かつ実現可能で持続可能な取り組みを生み出し、育てていきやすいのではないかと思います。
太陽光発電や小水力発電など、小さな発電システムの組み合わせで各家庭の電力を供給できるとしても、
現在の産業構造を変えていかない限り、巨大な工場などを支えている大型発電所を減らしていく事は難しいでしょうから、産業構造や、地域のあり方そのものを見つめ直していく取り組みが必要になってくると思います。
だからあきらめよう、ではなく、どんな産業を守り支えていきたいのか、各地域のあるべき姿はどんなものなのか、というデザイン、アイデア交換、情報交換、継続して話し合いが出来るテーブル作り、コツコツとした地道な実践などが必要だと思います。
■生産地・生産者との関係/都会に暮らすものとしての当事者性
私たちは言うまでもなく、農産物・海産物によって日々の糧を得ています。
徐々に普及しつつある「フェアトレード」な関係を生産者・生産地との間に築いていく事は、
地域の営みや人間関係を守り支える事にもつながっていくでしょう。
「原発に頼らない暮らし」を実践する祝島の特産品の注文数はここ数年増え続けているようですが、
たとえば祝島だけではなく上関町全体の特産品を知り、買い支えるような視点も必要だと思います。
また、日本全国の生産物をフェアな価格で買い支える動きが広まっていくことは、
新たに原発の誘致を検討する地域を無くす事にもつながっていくでしょう。
大きな複合型ショッピングセンターで買い物をするのか、
小さな商店で買い物をするのか、という選択が、
誰を守る事につながるのか、どのような産業・流通の構造を支える事につながるのか、
という事も、同様に大切な事と思います。
原発問題を抱える当事者は、計画を持ち込まれた地域に暮らす人達だけでなく、
自然とともに暮らす人達の生産活動によって生活の糧を与えてもらっている私たち一人一人ですし、
そんな私たちの日常の中にこそ「脱原発への道」は存在しているのだと感じます。
■電力会社の未来像/電気の未来
また、脱原発を実現するためには、電力会社のあり方そのものがどのように変わっていくかというイメージも必要になってくると思います。
北海道の泊原発の近隣に住む方が「北海道電力が潰れてしまったら、北海道自体の経済が大打撃を受ける。北電が生き残っていくためにも、プルサーマル計画は不要。そして同時に、彼らと共にどうやって生き残っていくかを考えていかなければいけない。」とおっしゃった言葉を思い出します。
具体的には、たくさんの電気を一気に巨大な発電所で作って、巨大な送電システムで送るやり方ではなく、
各地域の特性に合った小さな発電所を組み合わせて利用していくなどのアイデアを、
電力会社任せにせずに、地域の中でアイデア交換、情報交換、話し合い、実践を少しずつでも続けていく事が必要になってくると思います。
ドイツという国で太陽光発電が普及していったきっかけは、アーヘンという小さな町であると言います。
この地域の中で、太陽光発電によって作りだされた電気を、適正な価格で買い取る「固定価格買い取り制度(フィード・イン・タリフ)」という制度が取り入れられ、この町のモデルを取り入れる地域がドイツ国内に増え続け、結果として、国自体がこの仕組みを取り入れていったそうです。
国任せ、おかみ任せではない、小さな実践の積み重ねが、電気と暮らしの意識的な関係を生み出していくのだろうと思います。
日本でもトランジション・タウンのような取り組みが始まっていて、希望を感じます。
・トランジションタウン・ジャパン:http://www.transition-japan.net/
・トランジション・藤野:http://blog.canpan.info/team-80/
また、例えばスウェーデンでは暖房にほとんど電気を使わないと言います。
そもそも林業が盛んな国なので、日本でそのまま取り入れる事は難しいとしても、
木材を切り出す際に出る木くずや木の葉、食品残渣や糞尿を使ったバイオガス利用などを組み合わせて暖をとったり、
昼間に取り入れた太陽熱を夜に逃がさないようにする事で、暖房を使う必要性を最小限に抑えるなど、家の建て方自体を見直すような取り組みもなされているそうです。
ウランや石油のような燃料を遠くから持ってくるのではなく、身近にあるエネルギーを大切に使ったり、
電気に頼る必要があるものとないものを見分けたり、という作業も、脱原発のための重要な取り組みだと思います。
電力会社のアイデンティティ自体も、電気をたくさん作ってたくさん売るという行為よりも、
電気の効率的な使用方法のアドバイス係や、スマートグリッドのようなインフラ整備のような事業など、
新しい役割を生み出していくような形で見直してく事も可能でしょうし、
分社化、電力事業の自由化などを、無理のない形で実現する事で、
ロスも多い巨大なシステムを構築せざるをえないようなプレッシャーが各電力会社に掛からなくて済むような、
スマートでサイズダウンされた社会構造をデザインしていく事も大切な取り組みであると思います。
■核燃料サイクル、原子力発電所の新規立地について
ここ数年、電力消費量は減少傾向にあり、各電力会社の経営も厳しくなっているといいます。
このような状況の中で、新たなリスクを抱えるような大規模な発電所建設は、
さらなる負の遺産を生み出すことにもなりかねないでしょう。
また、巨大な発電所を作って、大量の電気を生産して、多くの人達に売るという、
大量生産大量消費型のあり方自体に無理が来ている事も明らかなのではないでしょうか。
その上、使用済みの燃料の行方も不明確です。
再処理事業自体も行き詰まり、中間貯蔵の場所も見当たらず、処分場の選定も難航しています。
このような状況の中で必要な事は、エネルギー政策全体の見直しではないでしょうか。
また、そのための情報公開や議論の場を作る事も必要でしょう。
具体例を挙げれば、、六ケ所再処理工場の施設内には、小学校のプール一杯分に相当する高レベル廃液が、
ガラス固化出来ずに溜まり続けています。
このまま放置しては、最も危険なケースで言えば、ロシアのウラルで起こったような爆発事故も起こりうるといわれています。
このような状況を放置し続けている政府の対応に対して疑問を感じます。
六ケ所村、青森県という、再処理事業を持ち込まれた地元だけでは対処しきれない現実であると言えるでしょう。
■エネルギー政策の転換を求めて
日本には戦時中までは800ほどの電力会社があったそうです。
それが、今は、地域独占的な形で、発電・送電・配電・売電といった電力に関する事業が自由化されていません。
このような状況を作ったのは国の政策であり、この政策を支えてきた原子力関係の法律群であり、税制であり、閣議決定された方針であり、それに伴って構築された産業構造であると言えるでしょう。
この全体像そのものが見直されなければ、いち電力会社だけでは判断出来ない事がほとんどではないかと思います。
そして、、計画全体を見直すこと、今ある問題を検証し、解決に向かうためにも、、
今新たに始めようとしている計画については、見直し、一時中断、また、中断を可能にするような対処をすることを、このような状況を生み出す原因となる政策を作った政府自体の主導で行う事が出来ないだろうか、と思います。
具体的には、
現在上関町には、原発計画を期待して新たに高額な重機を購入した業者も少なくないと言います。
彼らにとっては、計画中止は死活問題でしょう。
現在、現地での抗議行動を1日行うと約940万円の損害賠償を請求する、という訴えを中国電力が起こしています。
計画を見直すために、埋め立て作業をいったん中断し、この金額を国が負担する、等という事は出来ないでしょうか。
電源立地に関する交付金、電源開発費用などを合わせれば、年間何千億円もの国家予算が原子力産業に投じられているわけですから、その一部を、このような、計画見直しに掛かる経費に充てる事は可能ではないかと考えます。
国レベルで考えないと解決しない問題と、
ローカルなレベルで実践のモデルを作っていかないと実現化しない未来と、両方がありますよね。
そしてどちらも、地道な、ひとつひとつの対話や、情報交換や意見交換や、
地域の中でのコミュニケーションや、コツコツとした手ごたえのある実践が、
その実現を支えるのだと思います。
■とりあえずしめます
なかなか記事を書く時間が取れませんでしたが、今日は少しそんな時間が取れました。
前回の日記が抽象的で中途半端な感じがしたので、続き的な話を書いてみました。
(そらみちさんからのご指摘も大きかったですね。ありがとうございます。)
そろそろ頭が働かない時間になってきたので、今日のところはいったんしめますが、、
上述の各項目は、
ひとりひとりとか、ひとつひとつの地域の中での実践が大事という話と、
国主導で出来る事があるという話と、
なんだか矛盾するような二つの話でしたが、
双方が大事だし、双方は並行して進めていけるし、進めて行った方がいいのでは、と思っています。
例えば国政を動かすためには、選挙だけではなく、ロビイングなどを継続する事であったり、
陳情・請願・直接請求といった手法を活かす事も出来るでしょう。
ですから、結局は、ひとりひとりの動きの総和が現実を変えるだろうし、それが可能だと思っているという事に変わりはないのでしょうね。
以下は僕の尊敬する、ある友人の言葉です。
「俺は全然諦めてないよ。埋め立ても必ずとめる手立てがある。今はなかなか見つからないけど一日一日をしっかりと守れば必ず希望が見えてくるはず。」
時を同じくして、もう1人、最近出会った方からかけてもらった言葉も紹介します。
「勝った事が分かった最後の最後まで、勝算はなかった。それまではずっと暗中模索だった。大切な事は負けない事、諦めない事。」
一日一日を大切に、ひとつひとつを丁寧に、焦らずに地道に、コツコツとやっていこうと、
改めて思えた今日この頃です。
僕の望む勝ちは、ひとりの敗者も生まない勝利。みんなで分かちあえる幸せ。
たぶんみんながそれを願っている。
そのための未来は、まだ見えないけど、必ずあるはずだと思っています。
その未来に辿りつくという意思だけは、しっかり持ち続けたいと思います。
批判はとっても大事と思います。
ポジティブな批判は相手を生かすと言います。
ダメなものはダメと言った方がいいし、その上で、踏み込んだ議論が出来ればいいですね。
それは例えば、中電に埋め立てノーと言いつつ、中電の未来の事もイメージする、という事です。
同じ世界を共有しているわけですから、世界平和を願いながら一部の人達の未来はどうでもいいというのはおかしい、というのと一緒だと思います。
あまりとりとめがない話ですが、、また色々意見を書きます。
ありがとうございました。
拝
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コメント
>日本には現在(廃炉が決まった浜岡原発の2基を除くと)53基の原発がありますが
54基です。昨年、泊3号機が動いています。
http://www.fepc.or.jp/about_us/pr/oshirase/1202269_1458.html
これは小さいことですが、富田さんはやってはいけない間違いをしています。
>上関原発を建てようとしている中部電力の社員が、
東京でいうと「中電」は「中部電力」ですが、上関は「中国電力」です。
私は、中国電力の電気で育ったので、この問題を語る上でこういう間違いをされると非常に腹が立ちます。
ちなみに、平山誠議員も同じ間違いをしています。
http://twitter.com/hirayamamakoto/status/7512030383
どちらの立場でも良い気分はしないでしょう。
こんな間違いをするようでは、いくら綺麗な言葉を並べても受け入れてもらえません。
所詮、「よそ者」です。
投稿: フル・フロンタル | 2010年2月19日 (金) 19時42分
久しぶりに覗いてみれば、いつも思慮深いフル・フロンタルさまらしからぬいキツイお言葉・・・
書きまちがいは私を含めて誰にでもあるものです。お気持ちはお察ししますが、まあここは押さえて押さえて。
いつものように、穏やかに、建設的にいきましょう。
投稿: まろ | 2010年2月19日 (金) 20時57分
感情的な議論が嫌いと言いながら、自分が感情的になってしました。
申し訳ありません。
ただ、「中国電力」→「中部電力」というミスは、タイプミスや貼り付け誤りではありません。
「中電」というと「中部電力」としかイメージになく、私の故郷でいずれ定住する中国地方が富田氏の頭にはないのでは?と思ってしまうのです。
東京で生活していると、東京の人は「大阪より西のことは興味がないんだ」と感じてしまうことが度々あります。
普通の状態であれば「距離も遠いし、仕方ない」と思えるのですが、地元のことをきちんと認識できてないのに地元の人の気持を代弁したようなことを言い、正義を述べるから腹が立つのです。
地方で仕事をするときはこういうことに非常に気を使わなければならないことだと思いますが。
地元に大部分が納得しているに、「海を守りたい」「自然を守ろう」とか言って、反対運動するのには、正直、違和感を感じます。それが都会の人間なら、なおさらです。
誰でも豊かになる権利があります。これは国内に限ったことではありません。自分は便利で快適な生活をしているのに、きれいな言葉ばかり並べて他地域の反対運動することは、単なる都会の人間のエゴではないかと感じてしまうのです。
特に私のような田舎者には。
正直な気持ち、tweedleさんの言うとおり、地元に任せた方がいいと思います。原子力政策には、良くも悪くと地元には大きな決定権限を持っていますので、文句を言う筋合いはないでしょう。
少し感情的になりすぎました。これぐらいにします。
通常の記事やコメントには冷静に対応するつもりです。
すみませんでした。
投稿: フル・フロンタル | 2010年2月19日 (金) 22時01分
富田さんではなく、冨田さん、ですね。
投稿: 男子力発電所 | 2010年2月19日 (金) 22時50分
関西に住んでいる私は、現地の決定に意見する資格は
基本的にないと思っています。
当事者性を示す範囲は、何について話すのか、で変わってきますで、
私には中国電力に対して拳をふりあげて
絶対反対!などとという言葉をぶつける資格はないです。
当然のことですが。。。
ただ、瀬戸内の海を共有するものとして、
川の上流の水源地のように、瀬戸内の玄関の環境を
守っていただくことを、上関町のみなさまに、
お願いしたい、するしかない立場です。
フル・フロンタルさんのおっしゃる通り、
よそ者の役割を理解し、自分の当事者性の範囲ごとに、
自分の意思で動くことは本当に大切だと思っています。
また、私が、どうしても上関原発に
納得できない理由は、その立地です。
なぜ田ノ浦なのか、そこに決まったいきさつはどうだったのか。
推進反対を問わず、私のこの疑問に納得のいく答えをくれた方はいません。
町役場へも問い合わせさせていただきましたが
なにぶん昔のことで、現時点ではわからないとのこと。
上関町全体からみえる位置、もしくは全体からみえない位置、
もう少し集落から距離のある場所などへの立地を、
まず町内で議論できなかったのでしょうか?
議論した上で、田ノ浦が、よほど地盤的に優れているなどの
原発立地としてふさわしい、明確な有意差が
あったのでしょうか?
上関原発は、反対している人たちだけに見え続ける原発。
祝島以外の集落からは、原発はいっさい見えません。
(原発予定地の裏手、つまり推進している人たちの住む
集落と、原発の間には、山がありますね。)
また、祝島以外の集落はすべて橋を渡って
地続きで本土側へ渡れます。
田ノ浦に原発を建てることを、同じ町内とはいえ
田ノ浦がいっさい見えないところに住んでいる方が推進する。
そのことが、どうしても私は納得できないのです。
そのことを、自分はよそ者だからと見過ごしていたら、
戦争に突き進んだかつての日本人全員と同じことを、
私はくり返してしまうことになる。
そう思っています。
上関町の推進されている皆さん、本当に後悔しませんか?
推進するなら、せめて、町内の別の場所にできませんか?
また、どうしても田ノ浦がよいのであれば、
その理由を教えて欲しいです。
そして、「町のみんなのために、ここに建てさせてください」と
祝島のみなさまにお願いするべきではないでしょうか?
万一の事故があったとき、逃げる手段がないのは
祝島の人たちだけ。その避難経路は保証されていない上に
現時点では具体的な計画やマニュアルすらないことを、
電力会社の社員の方から伺っています。
電力会社の方の安全性に関する日常的な努力は理解していますし
感謝もしているつもりですが、「万一のときにはこういう手順で、
必ず祝島の皆さんをお守りします」という説明をきちんとすることが、
反対運動そのものに対する非難より先に、
町や中国電力や国のやるべきことなのではないでしょうか。
投稿: becchi | 2010年2月19日 (金) 23時06分
フル・フロンタルさん
>>日本には現在(廃炉が決まった浜岡原発の2基を除くと)53基の原発がありますが
>>
>>54基です。昨年、泊3号機が動いています。
>>http://www.fepc.or.jp/about_us/pr/oshirase/1202269_1458.html
>
>これは小さいことですが、富田さんはやってはいけない間違いをしています。
>
>>上関原発を建てようとしている中部電力の社員が、
>>
>東京でいうと「中電」は「中部電力」ですが、上関は「中国電力」です。
>私は、中国電力の電気で育ったので、この問題を語る上でこういう間違いをされると非常に腹が
>立ちます。
>ちなみに、平山誠議員も同じ間違いをしています。
>http://twitter.com/hirayamamakoto/status/7512030383
>どちらの立場でも良い気分はしないでしょう。
>こんな間違いをするようでは、いくら綺麗な言葉を並べても受け入れてもらえません。
>所詮、「よそ者」です。
申し訳ありませんでした。
僕は名古屋に住んでいた事があるので、中国電力と中部電力の違いは理解しているつもりですが、
ケアレスミスとはいえ、気持ちを逆なでるような間違いをしてしまいました。
お詫びいたします。
投稿: 冨田貴史 | 2010年2月19日 (金) 23時35分
原発の建つ地元の人の判断は大事だと思います。
経済や環境など一番影響を受けるのは地元です。
でも原発は地元の人たちだけの問題ではないですね。
上関からほど近い広島のカキは全国あちこちで食べられていますね。
チェルノブイリ事故の時に放射能は地球の広範囲に広がりました。
原発の燃料も廃棄物も車や船で運びいろいろな国や地域を通ります。
使った燃料を再処理したり核廃棄物もどこかに埋めたりしないといけないならいろんな地域が関わってきます。
遠く離れたわたしと地元の人たちの感覚や実感は違います、きっと、ずいぶん。
なかなかその状況をリアルに感じることはむずかしいです。
日々の生活の中でいつも上関のことを考えているわけではありません。
でも違っていても離れた位置からでもそれぞれに自分の当事者性を感じることはできますね。
原発が必要という意見でも不要という意見でも、この問題を何とかしたいという気持ちや行動は地元の人たちと共有することができると思っています。
簡単に答えは出ませんが、自分の問題として考え発言する人が増えてコミュニケーションがはじまっていることに希望があると感じます。
投稿: ハルハハ | 2010年2月20日 (土) 00時46分
上関原発計画がとりあえずこのまま進むという前提からすれば、
田ノ浦での膠着状況が早期にかつ平和的に解決できるかどうかは、
国や県や町、中国電力が、原発に反対している住民をきちんと説得できるかどうかにかかっているものと思います。
言い換えれば、住民に犠牲になる覚悟を与えられるかどうか、ということです。
一般論として、原発を財源にしたまちづくりは可能であろうと思います。
思い描いた未来に辿り着けるかどうかは別として。
ただし、これは一般論です。
例えば、一般論として、他人が勝手に決めた結婚でも幸せに暮らしている夫婦は、いくらでもいるものと思います。
しかし、嫌がる相手を無理やり押し倒して関係を迫るという状況で、
「政略結婚でも幸せになれますよ」「家族の7割は承知してます」と説明したところで、納得させられるものでしょうか。
本当に幸せにできる確信があるのなら、まず身を退いた上で、きちんと説明したらよいと思います。
長島がどこかに逃げるわけじゃあるまいし。お金は逃げていきそうですが。
本質的な議論を避けているがために、今日までの混乱が続いているのなら、
本質的な議論、また議論を行うための調査の実施こそが、問題解決への近道であると思います。
上関町の選挙の結果は、「上関町の政策判断」として、
国や県や中国電力が、原発計画推進にあたっての根拠のひとつとしています。
私は、その「政策判断」が、どのようにして導かれたものか、知りたいのです。
多数決の結果を、町としての「政策判断」とするにあたって、
どれだけ合意形成に向けた努力がなされたのか、知りたいのです。
この国の電源開発が健全といえるものなのかどうか、知りたいのです。
上関と同じような問題は、何処でも起き得るのではありませんか。原発に限らず。
例えば、岡山県でも。
地域に混乱を持ち込むような電源開発を、私は望みません。
その混乱を、外部の活動家のせいにする者もあれば、政治家や電力会社や国策のせいにする者もある。
誰のせいにするにしても、皆その地域のことを、国のことを、また自分の故郷を大切に思ってのことでしょう。
そのあたりを原点に、なるべく皆にとってよい方向に進めていけるといいですね。
上関のことは上関の人が決めることと割り切るのは、あくまでひとつの選択肢ということで、考えておきましょう(^^)
投稿: 男子力発電所 | 2010年2月20日 (土) 01時28分
冨田さまの、だれも敗者にならず、だれもが幸せになれる結末を望む、という博愛主義的なお考えには、私も敬意を払いたいと思います。
もし推進派の要人にこんな考えの方がいらっしゃったら、これほど事態を長期化させることはなかったでしょう。
becchi さまの疑問やご指摘もよく理解できます。
新聞等からの伝聞なので事実誤認もあるかも知れませんが、知っている範囲でお話すると、まず田ノ浦に決まった経緯はこうです。
そもそも原発を建設可能な場所とは、海上交通の便がよく大型船の出入りが可能で、地盤が大地震に耐えられる堅牢な岩盤の上に存在し、発電設備が設置できるだけの十分な広さがあり,温排水など環境への影響が最小限に抑えられる地形(いわゆる原発立地としての適地)という物理的な条件と、地元自治体が原発誘致を中電に申し入れた(原発立地に立候補した)という社会的な条件の二つを同時に満たすものでないといけません。
この二つの条件を満たした土地が原子力立地の候補地であり、それが豊北町と上関町でした。
中電も県も最初は豊北町が本命でしたが、ご存じのとおり地元の反対運動が激しく、町長の選挙戦では水面下の推進・反対の争いが双方エスカレートし、推進派候補も生命の危険を感じる程の過激さだったそうです。
豊北町を断念したハッキリした理由は不明ですが、推進派候補の身柄の安全を優先したという噂もあります。
こうして候補地は上関町に絞られました。発電所が本土側ではなく祝島側にあるのは地形や地盤の特性から来る技術的な理由だと聞いています。
祝島だけが建設に猛反発した理由は、広島から島にたどり着いた後亡くなった被爆者がいたからとも、原発の下請け会社作業員として働いた経験を持つ人がいたからともいわれていますが、発電所がわずか数キロ先の視界の真正面に位置すること、becchi さまのご指摘どおり島なので海が荒れたら船では逃げられないことが大きな理由ではないかと思います。
1982年に上関町長が誘致を表明し、1994年に立地環境調査の開始まで12年、2000年の第一次公開ヒアリングまで18年かかっています。
膨大な歳月と労力をかけて投資を重ねてきた立地点ですから、今から他の場所を探すとなると楽観的に考えてもまた20年近くの歳月とお金が無駄になるし、そもそも原発適地でかつ誘致してくれるような自治体がすぐ見つかる保証は全くありません。おそらく見つからない可能性の方が高いでしょう。
これまで裁判でも選挙でも推進側は勝ち続けています。それでも祝島の人々は頑なに国庫預かりの補償金に手をつけようとしません。
では、仮に発電所ができあがったとします。自分で蒔いた種とはいえ、結局1円の補償金も受け取らず、いざとという時にどうなるかという事も知らされず、目の前の(死ぬ程恐怖し嫌悪した)原発にビクビクして推進派を恨みながら余生を過ごす羽目になります。反対派とはいえお年寄りにそんな暮らしをさせいいのかと聞かれれば、それはやはりよくないでしょう。
どうしたら全てがうまく収まるのか、自分なりに解決法を考えてみたいと思います。
投稿: まろ | 2010年2月20日 (土) 02時58分
冨田さんの日記を拝読し、
自分の日常生活を見直すことも含めて
まだまだできること、やるべきことがあるのだなと
気付かせていただきました。
>僕の望む勝ちは、ひとりの敗者も生まない勝利。みんなで分かちあえる幸せ。
>たぶんみんながそれを願っている。
>そのための未来は、まだ見えないけど、必ずあるはずだと思っています。
>その未来に辿りつくという意思だけは、しっかり持ち続けたいと思います。
見聞きしたものの影響をもろに受ける私なので、
“思想”というと言葉は硬いけど、そのような大元になる考えから
「推進・反対」で思考停止じゃなくて、その先にみんなで取り組むべき
アイデアが導き出されてくるということ、大きな学びになりました。
ありがとうございます!
投稿: そらみち | 2010年2月20日 (土) 22時07分
中国電力と書くべきところを中部電力と書いてしまった事は、イージーミスとも言えますが、何よりも自身の未熟さです。
理想や思想を掲げる事以上に、、こういったやり取りに丁寧さを欠いてしまう事は、大きな問題だと思っています。
フル・フロンタルさんからのご指摘は、本当に真摯に受け止めなければいけません。
誰も批判のしようのないような理想を掲げて、相手を思考停止に陥らせてしまうとしたら、、、
それは、相手に対する敬意や共感に基づく対話というよりも、相手と自分との間に距離を生んでしまうような「拒絶型コミュニケーション」ともなりかねません。
そのような事を改めて思い知りました。
理想は大事と思いますが、そこに実際に辿りつくための地道で丁寧な対話を積み重ねる事の大切さを思います。
フル・フロンタルさんのコメントを「感情的」と片づける事は出来ません。
心の声として受け取るべきでしょう。
とても重要な示唆を頂きました。
お詫びと共に、このブログに引き続きコメントを寄せ続けてくださっている事に、改めて感謝をお伝えします。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
拝
投稿: 冨田貴史 | 2010年2月21日 (日) 03時58分
冨田さん
入力ミスとはいえ、お名前を間違え、大変失礼しました。
心からお詫び申し上げます。
昨日は、原子力発電所立地点の「ある町」の勉強会に参加してきました。
(その地域の方にご迷惑なるかもしれませんので具体名は伏せます)
漁協の方をはじめ、地元の方が中心であったため、色々お話を聞くことができました。
建設時に反対派の外人部隊が来て地元が混乱したこと、複数基建設されて地元が落ち着いたこと、地元の若い人が当たり前すぎて原子力に関心がないこと…。
私からは、プルサーマルや高レベル放射性廃棄物処分場の必要性等を誠意を持って説明させていただきましたが、何よりも感じたことは、私が「よそ者」であることです。
地元の電力会社も参加していたのですが、出席者がどこに住んでいるかはもちろん、その人の職業や家族構成も把握して気軽に話していました。
私が話したことは全て正しいことですが、地元の電力会社の方と比較すれば、明らかに信頼性では劣ります。
電力だけに限りませんが、大規模な設備産業は、まず、その町に住むことから始まります。地元の人と酒を飲み、お祭りに参加し、一緒に勉強することで立地は進んでいきます。
こんな状況を考えれば、原子力の安全性・環境優位性は話すことはできても、私にその町の未来を語る資格はありません。
そして、夜は地元の寿司屋へ行き、地魚を食べました。
私はデータで物を考える人間ですが、出張時には必ず外食し、地元の人と酒を飲みながら話をすることにしています。
たまたまメーカーから下請けされた期間工(職人さん)の方が、食事をしており、会話内容から原子力関係者とわかったため、色々話を聞きました。
仕事の大変さ、人材不足による技術継承の難しさ、仕事への誇り…。
そして、「現場はしっかりやるから任せておけ!」の言葉。
関係者として何よりも心強い言葉です。
原子力に反対されるのは結構ですが、脱原子力に向けての5W1Hとはっきりさせなければ、広がらない上、実現しないでしょう。
原子力情報室はネガティブ情報を発信すること得意ですが、その思想からか、具体的な代替案を出してくることはありません。
(出版物を読めばわかることです)
そろそろ新しい反対運動をした方がいいと思います。
私は、過去の歴史や実績、海外情勢を考えれば考えるほど、この国には原子力も核燃料サイクルも必要と思います。
したがって、誠意を持って地道な理解活動は継続します。
投稿: フル・フロンタル | 2010年2月21日 (日) 11時51分
今日は昨日とは違う地域の勉強会に参加しました。
私からはスウェーデンやフィンランドがいかに原子力の合意形成が進んだ国か、説明しました。
参加者の中に自然エネルギーを普及させる会社に勤めている方がいらっしゃり、
「いいですね、太陽光は反対運動がなくて。でも、そのうちきっと反対運動をする人が出てきますよ」
と言うと、
「反対運動は、もう起こっています。景観が良くないとケチを付けられるのです。」
との答え。
予想通り、何にでも反対する人はいるようです。
色々な人と話をしなければならないと感じた出張でした。
投稿: フル・フロンタル | 2010年2月21日 (日) 18時22分
フル・フロンタルさんのおっしゃるように、
地元のことは地元が強い、という面は
あると思います。
一緒に酒を飲み・お祭りに出て、というような
親睦を深めるための大事なイベントは
わたしはそういうのは、あまり誰とでもはしないけど、
身近にそういうことの得意な人間がいれば、
あまり不都合は感じません。
地元であれば、派手な人の友達の友達の友達の友達という縁が
水面下で有効に作用することもよくあります。
外から来て、あまりよろしくない言動をしてしまったら、
それが地元の人には裏でがーっと伝わってしまっていた、なんてね。
よそに出れば、わたしも同じ立場です。
気をつけます。
わたしは、意見をはっきり言う人よりも、
意見を言わない人の方が多数派だと感じています。
意見のテーブルを作ろう、としても、
控えめな人はそもそもそのテーブルには
なかなかつきたがらないですものね。
わたし個人的には、土地の意見を聞くなら、
声をなかなか出したがらない人からの言葉を
聞きたいものです。
また、自分としてもそういう人を信頼します。
言おうとしたのに、大きな声が出せなかったから
意見が言えなかった、という場面で
さらっと水を向けてくれる人なんていたら、信じたくなっちゃいますもんね。
投稿: akari | 2010年2月21日 (日) 19時00分
新エネルギーについて色々調べていたら、面白そうなサイトを発見しましたよ
論拠となる引用元を明記して定量的に説明しようと努力されており、よく勉強されている管理人さんでした
新エネルギーへの熱狂的な期待を戒めると共に、原発、再処理、地層処分の危険性についてもしっかり指摘しています
論理の飛躍が気になる箇所も少しはありますが、全体としてはよくまとまっていました
特に、脱原発について最近勉強し始めたような方が各電源のメリットとデメリットを理解する上で、よい参考になると思います
環境問題を考える(管理人:近藤邦明、助言:槌田敦)
http://env01.cool.ne.jp/index.htm
投稿: trust | 2010年2月22日 (月) 00時09分
日本の原発からでる低・高レベル放射性廃棄物は年間だいたいどれくらい発生するのでしょうか?
低レベル放射性廃棄物は現在六ヶ所村に処分されているのでしたかね?
もう一杯なのでしょうか?処分場は20年で1ケ所は必要??
投稿: ひろ | 2010年2月22日 (月) 02時04分
よくあるご質問 > ガラス固化体の発生本数は?(NUMO)
http://www.numo.or.jp/q_and_a/01/04.html
Q.ガラス固化体の発生本数は?
A:2008年12月末までの原子力発電に伴って生じた使用済燃料を全て再処理しガラス固化体にすると、約22,200本になります。 今後、ガラス固化体の発生量は、年間約1,100~1,600本と想定されています。
ガラス固化体は使用済燃料の再処理によって発生しますが、再処理前の使用済燃料は原子力発電所や再処理施設等に保管されています。
日本原燃 高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター
http://www.jnfl.co.jp/business-cycle/4_haikibutsu/haikibutsu_03/_03_02.html
施設の概要
返還廃棄物貯蔵容量ガラス固化体1,440本(現在、1,440本分の貯蔵施設を増設中(平成22年10月しゅん工予定)。将来的には2,880本)
日本原燃 低レベル放射性廃棄物埋設センター
http://www.jnfl.co.jp/business-cycle/2_maisetsu/maisetsu_03/maisetsu_03_02.html
施設の概要
・1号廃棄物埋設地4万立方メートル(200リットルドラム缶20万本相当)
・2号廃棄物埋設地4万立方メートル(200リットルドラム缶20万本相当)
最終的には約60万立方メートル
放射性廃棄物の概要:区分と発生(資源エネルギー庁放射性廃棄物等対策室)
http://www.enecho.meti.go.jp/rw/gaiyo/gaiyo01.html
高レベル放射性廃棄物
ガラス固化体貯蔵管理中 1,664本(青森県六ヶ所村1,417本、茨城県東海村247本 平成21年1月末)
※フランスからのガラス固化体の返還 1,310本(1995.4〜2007.3 返還終了)
※イギリスからのガラス固化体の返還 約850本(今後の予定)
※2008年12月までに生じた使用済み燃料から換算したガラス固化体の総量は約22,200本(100万キロワットの原子力発電所を1年間運転した場合に相当するガラス固化体の量は約30本)
低レベル放射性廃棄物
発電所廃棄物・・・全国の原子力発電所の貯蔵施設で貯蔵中 200リットルドラム缶換算 約60万本(平成20年3月末)
再処理施設/MOX燃料加工施設のTRU廃棄物・・・日本原子力開発機構の再処理施設等で保管 200リットルドラム缶換算 約12.5万本(平成20年3月末)
日本原燃の再処理施設内 200リットルドラム缶換算 約2.0万本(平成20年3月末)
ウラン燃料加工施設等のウラン廃棄物・・・ウラン燃料成形加工事業者等で保管中 200リットルドラム缶換算 約4.7万本(平成20年3月末)
・・・日本原子力研究開発機構で保管中 200リットルドラム缶換算 約5.0万本(平成20年3月末)
・・・日本原燃で保管中 200リットルドラム缶換算 約0.5万本(平成20年3月末)
(参考)
エネルギーのはなし > 原子力発電 > 島根原子力発電所 > 放射性廃棄物処理実績(中国電力)
http://www.energia.co.jp/atom/atom10.html
投稿: まろ | 2010年2月22日 (月) 20時24分
まろさん、ありがとうございます。
>Q.ガラス固化体の発生本数は?
>A:2008年12月末までの原子力発電に伴って生じた使用済燃料を全て再処理しガラス固化体にすると、約22,200本になります。 今後、ガラス固化体の発生量は、年間約1,100~1,600本と想定されています。
高レベル放射性廃棄物でいいますと、ガラス固化体貯蔵は、六ヶ所村の貯蔵施設サイズ(2,880本)であれば、2年に1カ所は必要なんですか・・・(2008年12月末までの約22,200本貯蔵するなら、74カ所は必要?)
10年で5カ所、100年で50カ所も・・・これが、インド、中国、韓国、etc・・・となると・・・
韓国では汚泥の埋立を反対され海洋投棄されてたりしましたが、そのうち中国も・・・
日本に放射能汚染物質が入ったドラム缶とか漂流してきたりしないでしょうかね??
投稿: ひろ | 2010年2月23日 (火) 00時20分
まろさま、情報をありがとうございます。
>こうして候補地は上関町に絞られました。
>発電所が本土側ではなく祝島側にあるのは
>地形や地盤の特性から来る技術的な理由だと聞いています。
技術的な理由の詳細について大変興味があります。
頭も要領も悪いですが(^-^;、
自分でもいろいろ調べてみたいと思います。
ありがとうございました!
投稿: becchi | 2010年2月24日 (水) 12時31分