3月23日発行「グリーン・アクション メールマガジン」
以下のとおり転載します。
■グリーン・アクション メールマガジン
http://www.greenaction-japan.org/
2011年3月24日発行
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昨日グリーン・アクションは、美浜の会とともに緊急声明を発表しました。
内容は、以下の通りです。
緊急声明(2011.3.23)
野菜、原乳、水、土壌で高濃度の放射能汚染
政府の避難政策の無策と「安全宣伝」によって
周辺の人々は避けることのできる被曝を強要されている
◆20~30km圏内「屋内退避」のままの乳幼児と妊婦を即刻遠方に避難させよ
◆一層の被曝を避けるため、避難区域を抜本的に拡大せよ
◆内部被曝の危険、晩発性障害の危険(ガンや白血病など)を伝えない「直ちに人体に影
響なし」の「安全宣伝」を撤回せよ
福島第一原発の大事故によって、野菜、原乳、水、土壌で高濃度の汚染が次々と確認され
ている。福島県を始め近隣県の広範な地域で、ほうれん草、キャベツ、小松菜、ブロッコ
リー等々の野菜、原乳の汚染が確認されている。
東京の水道水から放射性ヨウ素131が検出され(約200ベクレル/リットル)、都は
「1才未満の乳児への使用は控えてほしい」と発表している。原発から約40kmの福島県
飯舘村の水道水からは制限値(300ベクレル/kg)の3倍以上の965ベクレル/kgが確認
されている。
同じ飯舘村では、土壌も高濃度に汚染されている。土壌から16万3000ベクレル/kgの
放射性セシウム137が検出された。セシウム137の半減期は約30年と長く、
長期にわたって土壌を汚染し続ける。このセシウム汚染は、「チェルノブイリ原発事故時
の原発から数十から150km地点の汚染に相当すると推定される」と報道されている。
このように高濃度の汚染が確認されている中、政府は野菜などに対し「出荷制限」、
「摂取制限」を出しながらも、枝野官房長官は「一時的に食べても健康に影響はない。
念のために出荷制限した」と繰り返している。政府がやっているのは、ただ一つ。
汚染の状況と人々への健康影響を小さくみせることだけだ。避難命令を拡大することもな
く、20~30km圏内で「屋内退避」のままの乳幼児や妊婦は置き去りにされている。
もはや周辺の人々は、政府の避難政策の無策と「安全宣伝」によって、避けることのでき
る被曝を強要されている。
テレビのキャスターは、今頃になって「直ちに人体に影響がないとはどういう意味です
か?」と専門家に問いかけ、専門家は「すぐに影響は出ないが、長期間汚染された水を飲
むのは控えたほうがいい」とのみ語り、晩発性のガンや白血病などの人体影響をはっきり
と語ろうとはしない。
政府は、直ちに20~30km圏内「屋内退避」のままの乳幼児と妊婦を遠方に避難させよ!
避難地域を抜本的に拡大せよ!
内部被曝の危険、晩発性障害の危険(ガンや白血病など)を伝えない「直ちに人体に影響
なし」の「安全宣伝」を撤回すべきだ。
2011年3月23日
グリーン・アクション 代表:アイリーン・美緒子・スミス
京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223 FAX
075-702-1952
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表:小山英之
大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 TEL 06-6367-6580 FAX
06-6367-6581
●こちらの緊急声明は、グリーン・アクションのHPより
アドレスはこちらです。
http://www.greenaction-japan.org/modules/wordpress/index.php?p=476
●ヨウ素131の人体に与える影響に関しましては、
美浜の会が六ヶ所再処理工場の問題についてまとめたものの中に
わかりやすく書かれたものがあります。
アドレスはこちらです。
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/rokkasho_series7.pdf
●放射線量とリスクの関係について、CNIC
Newsに出演された
科学者の崎山比早子氏のお話が参考になります。
放射線の安全基準が、60年にわたる8万人を超える広島・長崎の被爆者の方々の
追跡調査から得られたデータをもとに形成されていることを力説されています。
CNICのUSTREAMのアドレスはこちらです。
http://www.ustream.tv/recorded/13473951
●米国のNRCが、3月17日に発表した避難区域はこちらです。
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/16/world/asia/japan-nuclear-evaculation-zone.html
●福島の天候と風向きによって、大気が移動する様子はこちらです。
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/16/science/plume-graphic.html
●グリーン・アクションの英語のホームページは、こちらから。
http://www.greenaction-japan.org/modules/wordpress0/index.php?p=87
グリーン・アクション 代表 アイリーン・美緒子・スミス
グリーン・アクション スタッフ一同
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皆様の暖かいご支援により、グリーン・アクションは活動できております。
ここに改めて御礼を申し上げます。
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